<動意株・2日>(大引け)=モンラボ、住友鉱、あみやきなど
住友金属鉱山<5713.T>=上値指向強め5日続伸。年初来高値を更新した。同社は1日、カナダのアイアムゴールド社(IMG社)と共同で開発を進めてきたカナダのコテ金鉱山開発プロジェクトにおいて、3月31日に金ドーレ(金品位約90%の金と銀の合金)の生産を開始したと発表しており、好材料視されている。同社は金について、「優良権益獲得による鉱山オペレーションへの新規参画」を長期ビジョンのターゲットとして掲げており、コテ金鉱山開発プロジェクトの推進は長期ビジョンに則った戦略。また、今後もIMG社との強固なパートナーシップのもと、早期のランプアップ達成に向けてコテ金鉱山開発プロジェクトを強力に推進するとしている。
あみやき亭<2753.T>=急反発で年初来高値にらむ。同社はきょう午前9時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比22.4%増の27億2000万円としていることや、年間配当計画を前期比10円増配の100円(中間配50円、期末配50円)としていることが好感されているようだ。売上高は同12.4%増の374億円を見込む。収益拡大を目指した店舗構造改革を着実に実行するとしており、新規出店については「感動の肉と米」を中心に20店舗を計画しているという。
ニレコ<6863.T>=大幅高で新値街道に躍り出る。鉄鋼業界向けなどを中心にプロセス制御装置、マーキング装置などを製造するほか、半導体製造装置分野向けレーザーや、光学部品などのオプティクス事業にも積極展開し需要を獲得している。業績は絶好調に推移しており、営業利益は23年3月期に前の期比倍増となる11億8200万円を達成し、24年3月期も前期比18%増の14億円見通しと急拡大を見込んでいる。中期的にも国内で大規模な半導体工場の設立が相次ぐなか、半導体向けレーザーなどの成長期待が強い。株価は1992年以来約32年ぶりの高値水準で、実質青空圏を走る展開となっている。
JESCOホールディングス<1434.T>=一時ストップ高。上向きの5日移動平均線を足場に上放れる動きで、2月7日以来の1000円大台復帰を果たした。電気設備工事会社で国内だけでなくアジア地域など海外での実績も豊富。24年8月期営業利益は前期比2.6倍の11億2000万円予想と急拡大で過去最高を大幅に更新する見通し。不動産売却による特別利益計上で最終利益が膨張しているとはいえ、PER5倍台は超割安といってよい。そうしたなか、1日取引終了後にベトナム・ロンタイン国際空港のターミナルビル施工監理を受注したことを発表、同案件の工期は今年3月開始で2026年11月までの期間が予定されるビッグプロジェクトであり、これを材料視する買いを呼び込んでいる。
レノバ<9519.T>=物色人気で急伸。1日の取引終了後、東京ガス<9531.T>と再生可能エネルギーや蓄電池など脱炭素分野で資本・業務提携すると発表。これを手掛かりに買われている。陸上風力発電事業の共同開発をはじめ、バイオマス発電事業や系統用蓄電池事業での協業などを検討していく。東ガスはレノバが実施する第三者割当増資を引き受け、実施後にレノバ株の13.04%を握る大株主となる見通し。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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