＜前場の注目銘柄＞＝サカタのタネ、ＴＰＰ背景に株価変貌も

　サカタのタネ<1377.T>の上げ足は強力、時価は２０００年以来の高値水準で戻り売り圧力は希薄、実質的な青空圏を走る展開が期待される。

　種苗の国内トップ企業。ＴＰＰの日米交渉大詰めが観測されるなか、国内農業分野の競争力を担う重要なポジションにある。品質が均一化され、生育も早く収穫量が多いという特長を持つ「Ｆ１種子」で先行、とりわけブロッコリーやトマトの種子など高利益率の西洋野菜で強みを持つ。海外に１９カ国・２６カ所の生産拠点を擁し世界的にも優位性を際立たせる。

　外国人持ち株比率が７％前後と低いが、それだけに今後は中期成長力の高さが海外資金の流入を促す可能性があり、株価変貌への期待大。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）