11日の株式相場見通し=反発、FOMC通過後の米株高に追随
11日の東京株式市場は主力株を中心に広範囲に買い優勢の地合いとなり日経平均株価は反発する公算が大きい。取引時間中はメジャーSQ算出をあすに控えていることで、先物を絡め値動きが荒くなることも考えられる。前日の欧州株市場では高安まちまちも独DAXや仏CAC40など主要国の株価は軟調が目立った。米国のFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を前に様子見姿勢が強かったが、下値を売り込むような動きもみられなかった。なお、ストックス・ヨーロッパ600はわずかながら上昇している。米国株市場では取引終盤になってNYダウが急上昇し上げ幅は一時600ドルを上回った。FOMCでは事前予想通り0.25%の追加利下げを決定した。これで3会合連続の利下げとなるほか、バランスシートの水準を維持するために短期債購入を開始することを明示、これが投資家のセンチメントを強気に傾けた。パウエル議長は記者会見で、今後の金融政策については経済指標を見極めたうえで判断するという姿勢を示したが、インフレに関しては比較的ハト派的な見解で株式市場にはフレンドリーな印象を与えている。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はマイナス圏での推移が続いていたが、FOMCの結果発表後に上昇に転じた。ただ、相対的に上げ幅は限られている。また、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数は一時最高値を上回る場面があった。東京市場ではFOMC後の米株高を受け、強調展開が予想されるが上値はそれほど伸びない可能性もある。外国為替市場ではFOMC後に一時1ドル=156円を割り込む水準まで急速にドル安・円高方向に振れており、輸出セクターには向かい風となるケースも考えられる。
10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比497ドル46セント高の4万8057ドル75セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同77.66ポイント高の2万3654.15だった。
日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、10~12月期法人企業景気予測調査、11月のオフィス空室率、20年物国債の入札など。海外ではフィリピン中銀、スイス中銀、トルコ中銀が政策金利を開示、週間の米新規失業保険申請件数、9月の米貿易収支、9月の米卸売在庫・売上高、米30年債の入札など。
出所:MINKABU PRESS
10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比497ドル46セント高の4万8057ドル75セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同77.66ポイント高の2万3654.15だった。
日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、10~12月期法人企業景気予測調査、11月のオフィス空室率、20年物国債の入札など。海外ではフィリピン中銀、スイス中銀、トルコ中銀が政策金利を開示、週間の米新規失業保険申請件数、9月の米貿易収支、9月の米卸売在庫・売上高、米30年債の入札など。
出所:MINKABU PRESS
この銘柄の最新ニュース
日経平均のニュース一覧- 東京株式(寄り付き)=反発、FOMC受けた米株高が支援 今日 09:06
- 11日=シンガポール・日経平均先物寄り付き5万0780円(+180円) 今日 08:37
- 明日の株式相場に向けて=AIトレード凌駕する中期逆張り有望株 2025/12/10
- 東京株式(大引け)=52円安、FOMC前で様子見ムードも先物主導で荒い値動き 2025/12/10
- 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比でやや下げ渋る 2025/12/10
#相場見通し の最新ニュース
マーケットニュース
- 東京株式(寄り付き)=反発、FOMC受けた米株高が支援 (12/11)
- 日経平均11日寄り付き=215円高、5万818円 (12/11)
-
モイが3連騰で年初来高値を連日更新、26年1月期経常利益は一転最高益更新へ◇
(12/11)
-
良品計画は4日続伸、11月中国の既存店・オンライン売上高は16.3%増
(12/11)
おすすめ条件でスクリーニング
日経平均株価の株価を予想してみませんか?
ネット証券比較
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /