1日の株式相場見通し=大幅続落、ハイテク株中心にリスクオフ
1日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は続落し4万2000円台前半へ大きく下値を探る動きとなりそうだ。展開次第では4万2000円大台攻防も意識されるような場面も考えられる。前週末は欧州時間からリスク回避ムードが強まり、ドイツの主要株価指数であるDAXが5日続落したのをはじめ、仏CAC40、英FTSE100など軒並み軟調な地合いを強いられた。フランスの政局不安がくすぶるなか、足もとで利益確定を急ぐ動きが目立つ状況となっている。この流れを引き継いで米国株市場でもハイテク株を中心に売り圧力が強まった。NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに4日ぶりに安くなり、ナスダック指数の下げは1%を超えた。この日は米ウォール・ストリート・ジャーナルが、中国電子商取引最大手のアリババ<BABA>が新しいAI半導体を開発したと報じており、これを嫌気する動きがエヌビディア<NVDA>などAI関連株にネガティブに作用した。半導体銘柄で攻勢されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3%を超える下げで6日ぶりに反落し、投資家のセンチメントを冷やす格好となった。注目された7月のPCEデフレーターは前月比で0.2%上昇となり、事前のコンセンサスと合致し、全体相場への影響は限られた。なお、8月中旬以降の米株市場では相対的に中小型株が優位で、直近までラッセル2000のパフォーマンスがダウを大幅に上回る状況にある。東京市場では前週末に日経平均が反落し、直近のサイコロジカルラインが6勝6敗と一進一退の動きを見せているものの、騰落レシオ(25日移動平均)は依然として120%を上回る状態で過熱感は拭えない。9月は株式市場の月間パフォーマンスが特に低調な月として知られており、足もとでポジション調整の売りが誘発されやすい面もある。
29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比92ドル02セント安の4万5544ドル88セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同249.61ポイント安の2万1455.55だった。
日程面では、きょうは4~6月期の法人企業統計、8月の新車・軽自動車販売台数など。海外では8月の財新中国製造業PMI、7月のユーロ圏失業率など。米国株市場はレーバーデーの祝日で休場。なお、アジアではマレーシア、ベトナム市場が休場となる。
出所:MINKABU PRESS
29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比92ドル02セント安の4万5544ドル88セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同249.61ポイント安の2万1455.55だった。
日程面では、きょうは4~6月期の法人企業統計、8月の新車・軽自動車販売台数など。海外では8月の財新中国製造業PMI、7月のユーロ圏失業率など。米国株市場はレーバーデーの祝日で休場。なお、アジアではマレーシア、ベトナム市場が休場となる。
出所:MINKABU PRESS
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