明日の株式相場に向けて=半導体軟調も「コア30指数」堅調、内需株中心の反発は続くか

前場の引け前に日銀が金融政策の「現状維持」を発表すると、いったんは手仕舞われる格好で後場には売りが膨らんだ。今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されるほか、明日は「春分の日」で休場となることから、ポジション調整の売りが膨らんだ様子だ。今日の相場は、アドバンテスト<6857.T>が一銘柄で日経平均株価を110円押し下げたことが大きい。とはいえ、「3万8000円ラインが一段と意識されかねない」との見方も出ている。
そんななか、市場の関心を集めているのがTOPIXだ。今日で6日続伸し、終値ベースで昨年12月下旬以来の高値圏に上昇している。三菱重工業<7011.T>など大手重工株、三菱商事<8058.T>など商社株、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など銀行株の上昇が寄与している。なかでも、足もとでは主要30社から構成される「コア30指数」が一段と強い値動きを示している。今月はTOPIXが4.2%上昇に対し、コア30は4.7%上昇。今週に入ってからは同2.9%高に対し3.7%高となっている。コア30には、3メガバンクや商社株などが入り、やはり内需系銘柄の上昇が全体を押し上げている様子だ。特に、日本を代表する銘柄から構成されるコア30は海外投資家の売買の影響を強く受けるともみられており、足もとの海外筋を中心とする買い戻しがどこまで続くかも大きなポイントとなりそうだ。業種別では「不動産」「陸運」「倉庫・運輸」なども堅調。三菱地所<8802.T>やJR東日本<9020.T>、三井倉庫ホールディングス<9302.T>なども注目されそうだ。
明晩は米3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表される。フェデックス<FDX>とマイクロン・テクノロジー<MU>が決算発表を行う。21日は国内では早朝に2月消費者物価指数(CPI)が発表される。
出所:MINKABU PRESS
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