２２日の株式相場見通し＝米株高を好感し買い先行も日米祝日を前に上値重い推移に

　２２日の東京株式市場は、前日の米株式市場が続伸し、９営業日ぶりに過去最高値を更新したことを好感して買い先行のスタートとなりそうだ。ただ、あす２３日が日米ともに祝日で、株式市場が休場となるため、買い一巡後は見送り姿勢が強まり上値の重い推移となりそうだ。２２日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１２円４０銭台での推移となっている。

　２１日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比１６０．５０ドル高の２万３５９０．８３ドルと続伸し、９営業日ぶりに過去最高値を更新した。世界の主要市場で株高が進行するなか、ハイテク関連銘柄を中心に買い進まれる展開となった。なかでも、今週末に本格化する米年末商戦で、新型スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ　Ｘ（アイフォーン・テン）」の販売拡大期待からアップルが買われ、家庭用ゲーム機の新機種の売れ行きが好調なマイクロソフトの株価も上昇した。スダック総合株価指数は、前日比７１．７６３ポイント高の６８６２．４７７と続伸し、過去最高値を更新した。

　日程面では、９月の毎月勤労統計調査確報値、２０日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨（１０月３１日～１１月１日分）、米１１月の消費者態度指数確報値、米１０月の耐久財受注が焦点になる。（冨田康夫）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）