東京株式（前引け）＝反発、欧米株高と円高一服で買い戻し

　５日前引けの日経平均株価は前日比５１円４３銭高の１万８８６１円６８銭と反発。前場の東証１部の売買高概算は９億４２２５万株、売買代金概算は１兆６８６億９０００万円。値上がり銘柄数９１０、対して値下がり銘柄数は９５０、変わらずは１４９銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて堅調だったことや、外国為替市場でのドル安・円高の流れが一服したことなどを受けて、買い戻しが優勢となった。ここ地政学的リスクが意識されるなか神経質な地合いとなっているが、朝方に北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイルを発射したことへの影響は限定的だった。ただ、戻り売り圧力も強く上値も重い。

　個別ではファナック<6954.T>が上昇、ソフトバンクグループ<9984.T>もしっかり。日清オイリオグループ<2602.T>が大幅高、不二越<6474.T>も急伸。リンクアンドモチベーション<2170.T>も切り返しに転じた。ツガミ<6101.T>が大幅高となり、ケーズホールディングス<8282.T>も高い。半面、トヨタ自動車<7203.T>が軟調、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売り物に押された。北の達人コーポレーション<2930.T>が続急落、アダストリア<2685.T>、スタートトゥデイ<3092.T>も大幅安。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）