業績好調、株価も上昇基調継続
デフレ時代は低価格志向が強く、肌研やドクターシーラボ、アスタリフトが流行しました。しかしその低価格志向も一巡し低価格化粧品市場が飽和状態になると、今度は消費者ニーズが変化。価格にこだわらず、高付加価値なものを求める志向が強くなり、化粧品メーカーは事業改革が必要となったのです。
そのような化粧品に対する志向の過渡期でもあった2007年、同社は減収に転じました。それまでは市場が拡大の一途であったのに対し、事業モデルが消費者ニーズや志向の変化に対応できずに需給ギャップが顕在化していたのです。しかし同社は、業界でもいち早く構造改革に取り掛かり、2015年3月期は過去最高益を達成しています。
今期も業績は堅調です。株価も緩やかに下値を切り上げる展開が続いており、今月も上昇を予想します