海運株と医薬品株の下げ目立つ、「連想売り」と「合わせ切り」
全体相場が波乱展開で一時日経平均が1万7000円を割り込む暴落をみせるなかで、業種別の値下がりでとりわけ目立つのが海運と医薬品セクターだ。海運株は第一中央汽船<9132.T>が29日民事再生手続開始の申立てを東京地方裁判所に行い、同日受理されたことを発表しており、第一船の経営破綻の元凶となったばら積み船市況の低迷を改めて嫌気するかたちで売りが波及している。特に同社の筆頭株主である商船三井<9104.T>は一時8.4%安の285円まで売り込まれた。
一方、内需で業績の裏付けのある高配当利回り株として買われていた薬品株も「PERなどバリュエーション面で高いものが目立ち、ここにきて国内外機関投資家の合わせ切りで値を崩す展開を強いられている」(国内準大手証券情報部)という。例えば武田薬品工業<4502.T>は配当利回りで3.5%前後と高いが、PERはきょうの急落後の株価水準でも58倍近辺と高く、「複数の機関投資家のキャッシュポジションを高める売りが直撃した」(同)格好だ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
一方、内需で業績の裏付けのある高配当利回り株として買われていた薬品株も「PERなどバリュエーション面で高いものが目立ち、ここにきて国内外機関投資家の合わせ切りで値を崩す展開を強いられている」(国内準大手証券情報部)という。例えば武田薬品工業<4502.T>は配当利回りで3.5%前後と高いが、PERはきょうの急落後の株価水準でも58倍近辺と高く、「複数の機関投資家のキャッシュポジションを高める売りが直撃した」(同)格好だ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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