中国事業を中心に海外事業が好調
2016年1月期第1四半期の業績は、売上が15.6%増の218億900万円、営業利益が34.0%増の35億9600万円、経常利益が37.7%増の36億6200万円、純利益が39.3%増の24億6900万円と増収増益となりました。
一方通期予想は、売上高が9.4%増の920億円、営業利益が8.8%増の139億円、経常利益が5.3%増の140億円、純利益が5.3%増の89億円。
配当性向が高く、50%程度を推移しています。2016年予想配当は、108円(配当性向48.4%、1:3の株式分割前の金額)とする方針です。また自己資本比率が63.8%と高財務体質であることも評価できます。
主力の「国内ベビー・ママ事業」においては段差も楽々ベビーカー「ランフィ」好調で売上高は15.8%増の70億1400万円となりました。
海外事業においては韓国・香港・台湾・ロシア等は中国事業に移管されたものの9.1%増の56億1300万円を売り上げました。そして注力している中国事業においては50.0%増の72億1400万円を売上げました。
育児用品は中国内陸部の需要開拓が進展しており業績寄与が期待されています。
また、欧米などでも哺乳瓶の新規参入で収益押し上げが期待されます。国内ではインバウンド需要と円安の追い風もあり、今後も業績を堅調に拡大していけると思います。