安くて上手いを実現、その裏にあるスケールメリットを活かしたビジネスモデルで成長が見込まれる
筆者も先日実際に店舗で食事しましたが、まずドリンクを含めた全品が280円でした。正直280円だし、大したことないだろう、肉も輸入で冷凍ものなんじゃないかな、と思っていましたが、「国産鶏肉使用」のポスターを発見しさらに驚き、また食べると美味しくてボリュームもあって何重にも驚き、安い=まずい のイメージが払しょくされ、業績が伸びている理由がわかりました。
均一価格の居酒屋業態が減少するなかで、同社は強みを活かして成長し、焼鳥専門店市場においては2012年7月期から首位をキープ。2014年の市場シェアは12%まで拡大。店舗数が順調に伸びている事、またそれにより、材料調達コストが抑えられることなどを考えると、スケールメリットを活かしたビジネスモデルを構築していると言え、今後の成長が期待できると思います。
2015年6月末の店舗数は407店舗(直営221店舗、TCC(鳥貴族カムレードチェーン)186店舗)となっています。中期目標では2017年7月期で500、長期目標の2021年7月期で1000、そして2021年7月期以降では、全国2000店舗プラス海外進出を目指しています。