国民投票について
投票結果は日本時間の午前3時頃から明らかになってきて、6時頃にはほぼ結果が確定するとのことです。
投票の内容をおさらいをしておきます。
・欧州委員会・欧州中央銀行・国際通貨基金(これら3機関を the Institutionsという) が6月25日に開催されたユーロ圏財務相会合で提出した合意書を承認するか否か。
この議題についてギリシャ国民は投票を行うことになります。
the institutions から提出された合意書内容に賛成する 『YES』
the institutions から提出された合意書内容に反対する 『NO』
つまりは、更なる緊縮財政の受け入れか否かということになります。
現在ギリシャでは、銀行が閉鎖(火曜日より再開の予定)しており、預金の引き出し額も1日6000ユーロまで。株式市場も月曜日まで休場となっており、生活必需品もなくなりつつあるという非常事態となっています。
仮に『NO』という答えを選択してしまうと、自分たちの預金はおろか、今以上に悲惨なことになる可能性が考えられます。
ツィプラス首相はNOに投票するようキャンペーンを行っており、世論調査ではYESとNOは拮抗しているようです。しかし、常識的に考えればYESを選択する人の方が多くなるのではないでしょうか。