ストレスチェック義務化に伴い需要増し期待
2015年3月期の業績は、売上高が6.3%増の216億4200万円、営業利益が5.8%増の33億5300万円、経常利益が6.3%増の33億4300万円、当期純利益が4.8%増の19億8300万円となりました。
一方2016年通期予想は、売上高が33.5%増の289億円、営業利益が29.7%増の43億5000万円、経常利益が30.1%増の43億5000万円、当期純利益が40.2%増の27億8000万円の見通しです。
主力の福利厚生事業が堅調に推移しました。福利厚生事業では官公庁・大手民間企業を対象とした営業の他、中堅・中小企業の開拓にも注力。2016年度も引き続き順調な受注が見込めるとしています。また、個人顧客向けサービスのパーソナル事業では取引先を中心に会員数が順調に増加、インセンティブ事業では新規顧客が好調に推移しています。
さらに、健診予約代行から特定保健指導の実施に至るまでのワンストップサービスを提供するヘルスケア事業では、データヘルス計画支援やメンタルチェック等の新サービスに積極的に取り組み、また保険指導の実績を活かしたダイエットプログラムを開始するなど、事業の中核化をすすめています。厚生労働省は2015年12月からストレスチェックの実施を義務付けましたが、同社はその一角として需要の拡大に期待できます。
足元の業績が堅調で、ストック収益型で事業ごとの成長が見込まれており、さらに、ROEも20%程度、自己資本比率が57%と高く、有利子負債がゼロという高ファンダメンタルな銘柄です。株価は綺麗に推移しており、好調な業績を反映して一段高となっており、更なる上振れが期待できます。