黒田ショック越えは困難
日経平均が新高値を取ってきており、ドル円も上げやすい地合いではあるものの、市場コンセンサスでは122-125円のレンジ相場入り。10日の黒田ショック以来、124円台に乗せたことは翌11日のリバウンドの勢いと小売売上高で瞬間的につけた時と、FOMCに向けて上昇した2回のみ。
そして、2回ともNYの終値では123円台半ばへと打ち返されています。そういったことから124円台へのせる地合いはまだできておらず、123円後半では戻り売り優勢。124円台に乗せた場合は、直ぐに売り込まれやすいと考えられます。
さて、今晩は耐久財受注と新築住宅件数が発表されます。ここ最近、住宅関連指標は好調なため心配していないのですが、年初から耐久財受注が良い意味でも悪い意味でも短期トレンドを形成してきた記憶があることから注意が必要です。