日経平均15年来の高値へ!ドル円は?

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最新投稿日時:2015/06/23 20:14 - 「日経平均15年来の高値へ!ドル円は?」(川島寛貴)

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日経平均15年来の高値へ!ドル円は?

著者:川島寛貴
投稿:2015/06/23 20:14

黒田ショック越えは困難

本日、日経平均は前日より381円高い20,809円まで上昇し、ITバブルの際に付けた20,833円に手を伸ばすこととなりました。ドル円はやや遅れながらも10時からの日経平均の上昇に追随し、123円後半まで上昇。しかしながら、そこでは利食い売りが優勢となりました。

日経平均が新高値を取ってきており、ドル円も上げやすい地合いではあるものの、市場コンセンサスでは122-125円のレンジ相場入り。10日の黒田ショック以来、124円台に乗せたことは翌11日のリバウンドの勢いと小売売上高で瞬間的につけた時と、FOMCに向けて上昇した2回のみ。
そして、2回ともNYの終値では123円台半ばへと打ち返されています。そういったことから124円台へのせる地合いはまだできておらず、123円後半では戻り売り優勢。124円台に乗せた場合は、直ぐに売り込まれやすいと考えられます。

さて、今晩は耐久財受注と新築住宅件数が発表されます。ここ最近、住宅関連指標は好調なため心配していないのですが、年初から耐久財受注が良い意味でも悪い意味でも短期トレンドを形成してきた記憶があることから注意が必要です。

ギリシャ問題は合意へと進展

昨日行われた臨時ユーロ圏首脳会談では合意には至らなかったものの、ギリシャ政府がやっと本気の改革案を提示してきたということもあり、今まで以上に進展が見られた様子です。

ただ、改革案の内容がかなり踏み込んだもののようで、ギリシャ議会での採決も必要な模様。その為今後は25~26日のEU首脳会談に向けて内部の調整が必要となってきそうです。ここでの波乱も想定できるものの、ギリシャ国民の大半はユーロ残留を希望しておりもう後がない状態の為それほどの混乱は起きないのではないかと見ています。

【追記 11:27】
FRBパウエル理事が9月と12月の2回の利上げを予想しているとのコメントでドル円は124円乗せとなりましたが、やはりそこでの滞空時間は1時間程度と短命に終わりました。しかし、昼間のレベルまで戻った後は底堅い動きとなっておりますので、日経平均の後場の動き次第で再び124円台に乗せてきそうです。
川島寛貴
株式会社IEYASU 代表取締役
配信元: 達人の予想

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