下値追いへの警戒解けずも、仮に割れても…!?

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最新投稿日時:2015/05/14 10:45 - 「下値追いへの警戒解けずも、仮に割れても…!?」(武市佳史)

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下値追いへの警戒解けずも、仮に割れても…!?

著者:武市佳史
投稿:2015/05/14 10:45

◆5ヶ月連続のネガティブ - 米小売売上高

※ご注意:予想期間は5月15日と表示されていますが、本日(5月14日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


引き続き昨日も、ドル売りが目立ちました。

注目の米小売売上高は“ハードルが下がっていた”事前予想を下回ったことで、意に反して“5ヶ月連続のネガティブ”となりました。
自動車の反動は想定されていたものの、その他項目も期待外れに終わったことで、改めて米景気回復に対する不透明感が台頭しました。
冷水を浴びせられたドル円は、一気に119円ライン付近へと押し下げられています。

◆上値の重さ目立つも、確認すべき米経済指標はまだまだ続く…

日足・一目均衡表先行スパンの雲上限⇒下限を一気に貫く“大陰線の出現”は、テクニカル的に見ると“さらなる下値追いの可能性”を示唆しています。
なんとか119円割れは回避していますが、戻りは119円前半で押さえられているなど、現時点では上値の重さが目立っています。

もっとも世界的には“債券安(金利高)”が顕著になりつつあり、米10年債利回りは上昇傾向を示しています。
つまり“米国債安(金利高)+ドル安”というマーケット環境は、“国内勢の米国債投資を後押し”する要因でもあります。
また米雇用統計後のテーマの根っ子は「今後は米経済指標次第」ですが、本日は「好内容が続く新規失業保険申請件数」、明日には「1年7ヶ月ぶりの減少幅(-0.6%)からの反動が期待される米4月鉱工業生産」、「NY連銀製造業景気指数やミシガン大消費者態度指数といった“5月指標”」と、主要な米経済指標はまだまだ続きます。

◆下値追いの警戒解けずも、押し目買いニーズは旺盛…!?

米早期利上げへの期待が台頭しづらくなっていることから“119円割れ⇒さらなる下値追い”への警戒を解くことは出来ませんが、“押し目買いニーズは強い”と考えます。
そして、ドル買いオーダーとストップロスのドル売りオーダーが背中合わせに展開している“119円ラインを巡る攻防戦”がまずは注目ということになりますが、仮に割れたとしてても“週足・一目均衡表基準線《本日は118.721円》付近では支えられる(底は浅い)”と考えたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:120.275(5/12高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:119.962(5/13高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線、大台)
上値3:119.762(日足・一目均衡表転換線/基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:119.489(20日移動平均線、日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値1:119.332(100日移動平均線)
前営業日終値:119.175
下値1:119.035(5/13安値、大台)
下値2:118.819(ピボット1stサポート)
下値3:118.721(週足・一目均衡表基準線)
下値4:118.504(4/30安値、4/17-20安値、ピボット2ndサポート)
下値5:118.328(3/26安値、2/16安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:16 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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