東鉄工が続伸、首都圏直下型地震に備え耐震補強工事が進捗
東鉄工業<1835.T>が続伸。前週から今週初にかけて調整局面にあったが、目先筋の売り一巡から切り返しトレンドに転じている。首都圏直下型地震に備えた耐震補強は鉄道インフラ分野でも非常に重要性が高い。同社は主要顧客のJR東日本<9020.T>が推進する耐震工事の旺盛な受注を取り込み、「前期末時点で同社の受注残高は前年比40%増の588億円」(業界担当アナリスト)と高水準に積み上がっているが、今期末時点では官公庁向けへの参入が寄与してさらに20%前後上乗せされた可能性が高いとみられている。豊富な手持ち工事は、当然ながら16年3月期以降の収益に反映されることになり、利益は再び2ケタ成長局面入りが期待される。今後の大型案件では羽田空港アクセス線工事や山手線新駅プロジェクトなどがあり、同社の成長性は株価にも反映される公算が大きい。
東鉄工の株価は14時3分現在2748円(△8円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
東鉄工の株価は14時3分現在2748円(△8円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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