歴史は繰り返す
20833円(2000年4月12日高値)。
20943円(1996年12月5日高値)。
21418円(1996年11月26日高値)
21612円(1996年10月18日高値)
22455円(1996年7月1日高値)
22666円(1996年6月26日高値)
23801円(1992年1月6日高値)
25044円(1991年11月1日高値)
などが挙げられる。
月足チャートでパターンを見てみると、史上最高値を頭(ヘッド)、1989年と1991年の高値をそれぞれ肩(ショルダー)とした三尊天井のネックラインと重なるのが、1996年の6月高値水準で、ここでは上値抵抗感が高まりそうな形状となっている。長期スタンスからは、2003年3月安値と2009年2月安値とのダブルボトムを、2007年6月高値を上抜いたことで、ダブルボトムが完成しており、18000円~20000円水準で底固めができれば、三尊ネックラインを越えて、28700円水準まで長期的にはカウント可能だ。一方、20000円を固めきれないようなら、15000‐20000円のレンジ入りも想定される。
目先は短期的な買われ過ぎ感の修正を入れながら、上値は心理的節目500円刻みや、上記のチャート上の節目が意識されそうだが、過去の相場の転換点からの日柄をフィボナッチでカウントして見ると、東京オリンピック(2020年)前後で日柄が重なる。長期サイクルでもあるコンドラチェフ波動でも2020年に向けては上昇サイクル途上で、押し目を付けながらも上昇トレンド継続の声が増えそうだ。
ただし、ファンダメンタルズ面からは、欧州リスク・地政学リスク・米出口戦略に伴う金融(新興)市場の波乱に対する警戒感、期待薄の3本目の矢、GPIFの弾切れ懸念、国債問題、安倍首相健康問題、大地震警戒(3.11前と同じようにイルカの大量打ち上げ)など、ポジション調整の材料も豊富だ。
マーケットが警戒感を持っている間は、大きなクラッシュはないだろうが、悲観の影が潜め、我も我もと乗り遅れないようにと最後の遅れた投資家層がマーケットに殺到するような局面がくるなら、歴史は繰り返すだろう。