旭化学が続落、中国工場での人件費増など響き１５年８月期業績予想を赤字へ下方修正

　旭化学工業<7928.T>が続落。６日の取引終了後、１５年８月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の７０億円から７４億円（前期比８．６％増）へ上方修正した一方、営業損益を同１億４０００万円の黒字から６０００万円の赤字（前期２００万円の黒字）へ、最終損益を同１億１０００万円の黒字から６０００万円の赤字（同７億３９００万円の赤字）へ下方修正したことが嫌気されている。上期に、円安により売上高が想定を上振れた一方で、中国工場で品質強化のための人員増加と最低賃金引き上げに伴い人件費が増加したほか、タイ工場では予定していた製品の生産開始が遅れ機械稼働率が想定を下回ったことなどが要因としている。

旭化学の株価は９時４７分現在４５２円（▼５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）