アイネス、ＩＴｂｏｏｋなど買い人気集める、マイナンバーを戸籍に適用も

　アイネス<9742.T>、ＩＴｂｏｏｋ<3742.T>、ラック<3857.T>など、情報サービス関連株に買いが集まっている。政府は国民に割り振る社会保障と税の共通番号を２０１８年にも戸籍に適用することを検討すると１５日付の日本経済新聞が１面で報じ、マイナンバー関連に位置付けられる銘柄への注目度が一段と高まりをみせている。マイナンバー制度は来年１月からの施行で今年１０月から番号を通知する段階に入る。政府は１０日に、マイナンバーの利用範囲を広げる「マイナンバー法改正案」を国会に提出しており、株式市場では同テーマへのマークがにわかに強まっている。クラウド型の情報サービスをはじめ、官公庁や民間企業向けにシステム最適化を積極展開するＩＴｂｏｏｋが直近、株価を大きく動意させているが、地方自治体向けや金融部門で高実績を誇るアイネスや、セキュリティー監視センターで強みを持ち、ＩＴトータルソリューションで実力を持つラックなども活躍余地が指摘されている。

アイネスの株価は９時５分現在９４２円（△３０円）カイ気配
ＩＴｂｏｏｋの株価は９時５分現在９２０円（△４７円）
ラックの株価は９時５分現在８７２円（△７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）