注目度が集まる平均時給
直近の値動きを見てみると、117円~118円のレンジ相場を形成しているために、大きな値動きが期待できます。連日年金がドル円を買ってきており、昨日は豪ドル円も買ってきているという噂もあることから、「下がったところは買い」というところが素直な戦略となります。
ここ最近の話題はユーロにありますので、ドルへの材料不足もあり、雇用統計が動くきっかけとなることは否めません。しかしながら、昨年は非農業部門雇用者数は20万人を上回ればよしとされていたものが、最近の好調な新規失業保険申請件数や雇用統計の結果から、23万人くらいないと市場は満足しない数字となっていると感じています。12月には32.1万人という異常値が発表され、1月にはさらに上方修正されたほどです。
そういったこともあり、市場予想よりも5万人以上かけ離れた+28万人といったような数字が出ない限りは、上昇したとしても買い方の利益確定の売りに押される展開となるのではと考えます。
そして、今回の雇用統計では平均時給が注目されています。
前回は、前月比ー0.2%と、なんと2006年以降で最大の悪化となったことから、乱高下した挙句下落するという結果となりました。
今回の予想は+0.3%となっていますが、失業率/非農業部門雇用者数と合わせて注意しておきたいところですね。