大研医器が続伸、１対２株の株式分割発表を好感、９月中間期２ケタ増益も好材料視

　大研医器<7775.T>が続伸。１０月３１日の取引終了後、１１月１７日を基準日として１対２株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家層の拡大や株式の流動性の向上を図ることを目的としているという。効力発生日は１１月１８日。
　また、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）単独決算で、売上高３９億５３００万円（前年同期比７．３％増）、営業利益７億７８００万円（同１６．０％増）、純利益５億２１００万円（同１９．５％増）と２ケタ増益となったことも好材料視されている。主力の吸引器関連で病棟用の吸引器であるキューインポットや、注入器関連で特定保険医療材料の新型ＰＣＡセットが好調に推移したことなどが牽引したという。
　なお、１５年３月期通期業績予想は売上高８１億２０００万円（前期比６．３％増）、営業利益１５億５５００万円（同１１．９％増）、純利益９億８８００万円（同１２．１％増）の従来予想を据え置いている。

大研医器の株価は１１時１２分現在２１７５円（△６４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）