東洋炭素(5310)が大幅反落、欧州系の格下げ観測

　東洋炭素(5310)が４営業日ぶりに窓を開けて反落。後場に入り、前日比210円（8.2％）安の2340円を付け、前場の安値を下回った。市場関係者によると、クレディスイス証券が東洋炭素の投資判断を格下げしたとの観測があり、売り手掛かり材料視されているようだ。

　クレディスイス証券が27日付で、東洋炭素の投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げした。2014年12月期と2015年12月期営業利益のクレディ予想を下方修正。在庫正常化に伴う稼働率引き上げの局面が後ずれし、従来想定の14年中から15年下期以降にずれ込むとみているようだ。

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