【中銀チェック】高金利通貨の会合に注目、豪州は据え置き、メキシコは利下げ期待

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最新投稿日時:2024/08/04 15:19 - 「【中銀チェック】高金利通貨の会合に注目、豪州は据え置き、メキシコは利下げ期待」(みんかぶ(FX/為替))

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【中銀チェック】高金利通貨の会合に注目、豪州は据え置き、メキシコは利下げ期待

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/04 15:19
【中銀チェック】高金利通貨の会合に注目、豪州は据え置き、メキシコは利下げ期待

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)金融政策会合は6日13時半に結果が発表されます。政策金利は現行の4.35%で維持される見込みです。豪州は物価の反発が見られたこともあり、一時年内追加利上げ期待が広がっていました。しかし7月31日に発表された豪第2四半期消費者物価指数(CPI)は、総合こそ住居費や食品価格の上昇もあって前年比+3.8%と第1四半期の+3.6%を上回りましたが、政府・中銀が重要視しているとされる刈込(トリム)平均が前年比+3.9%と第1四半期の+4.0%を下回ったことで、利上げ期待が後退しました。
 このCPIが出るまでは6日の理事会での利上げ期待がそれなりに見られましたが、この結果を受けていったん後退。一部では年内利下げの期待も見られます。
 
 豪政府が決定した新たな電気代補助金の影響もあり、第3四半期は物価上昇率が鈍化することが見込まれており、利下げに向けた状況がそろいやすいことも、期待の背景にあります。もっともインフレターゲット(2-3%)
までまだ遠く、利下げは来年後半ではという見方も強いです。

 今回の会合では6会合連続となる政策金利の据え置きが見込まれ、注目は今後に向けての声明やブロック総裁の会見となりそうです。特に注目ポイントとしては、前回会合でも示された委員会は利上げの是非を議論したという表現。豪中銀は利上げと据え置きの両方議論したうえで据え置きを選択したとなっています。
今回物価上昇懸念姿勢が後退しているようだと、豪ドル売りが見込まれます。

 メキシコ銀行(中央銀行)は8日(日本時間9日4時)に政策会合の結果を公表します。3月以来となる0.25%利下げが見込まれています。

 昨年夏ごろから多くの中南米諸国が利下げを開始する中、メキシコは高金利を維持して、今年3月になってようやく利下げに踏みきりました。その後は再びの据え置きとなっていましたが、7月30日に発表されたメキシコ第2四半期GDPが予想を下回る結果となったことで、現行の11%という高金利への警戒感が広がり、利下げ見通しが強まっています。今回の会合で利下げを実施し、今後にも慎重姿勢を見せると、ドル高ペソ安が予想されます。1ドル=19.00ペソを超えての上昇が見込まれます。

MINKABUPRESS 山岡

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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