東洋機械が急反落、第１四半期営業４２％増益も好決算発表が利益確定売りのきっかけに

　東洋機械金属＜6210.T＞が急反落、前週末比７０円安の５６８円まで売り込まれた。
　２５日取引終了後に発表した今１５年３月期第１四半期（４～６月）の連結決算は、売上高５７億３６００万円（前年同期比１３．７％増）、営業利益４億５１００万円（同４２．３％増）と大幅増収増益になった。
　ただ、株価は前週末に年初来高値６５８円を付けるなど、大きく上場しており、好決算発表が利益確定売りのきっかけになった。
　第１四半期について国内は自動車関連を中心に引き合いが増加、海外も韓国向けが減少したが、引き続き中国でＩＴ・電子部品や自動車関連向けが堅調に推移した。経常利益は前年同期に為替差益を計上した影響で、４億３０００万円（同１２．８％減）と減益になった。
　通期は売上高２４０億円（前期比１．３％増）、営業利益１７億７０００万円（同１．３％減）の従来予想を据え置いている。

東洋機械の株価は１３時１５分現在５７１円（▼６７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）