日経新聞半歩先読み
富士重工業の2014年4~6月期の連結の営業利益は前年同期比15%増の800億円程度となる見込みとの記事です。決算発表前のこの時期は、このような日経新聞の企業業績の観測記事が多く掲載されます。同じ内容であっても、日経新聞の書き方によって大きく印象が異なります。今回の富士重工業も国内の販売台数は、新型車の販売の遅れや消費税増税前の駆け込み需要の反動減で、3割程度落ち込んだようです。また、営業利益の予想も、ほぼアナリスト予想通りで、大きなポジティブサプライズは無いです。
このような場合、チャートをチェックして、投資戦略を考えれば良いでしょう。
富士重工業の場合、2014年1月9日に3,090円の上場来高値を付けてから、4月3日2,960円、7月7日2,940円と高値を切り下げています。今回の好業績見込みの記事で、3千円の大台を抜けなければ、材料出尽くしで下落の可能性がありそうです。
(7270) 富士重工業 (東証1部) 2,928円 前日比 -5 (-0.17%) [売買単位:100株]
今日も皆様に相場の福が授かりますように!!
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