沖電線が値上がりトップに買われる、ケーブルベアでロボット関連の切り口

　沖電線<5815.T>が大幅高で東証１部値上がり率トップに買われている（１０時３０分現在）。非常に勢力の強い台風８号は九州に上陸し、あす１１日朝にかけて本州の南岸を東に進むとみられており、全国的に暴風雨が警戒されている。目先はそれに伴う電線破損への懸念で修復需要が出るとの思惑もあるが、中期的な見地では政策で掲げる電線地中化が防災ニーズの高まりと合わせ、電線メーカーにとって新たな事業機会につながっていくとの見方が買いの手掛かり材料だ。また、同社は産業用部門で強みを持ち、搬送用ロボットや小型ロボットの可動部に使用されるケーブルベアを手掛けていることから、ロボット関連としての側面が買い人気に反映される可能性がある。

沖電線の株価は１０時３０分現在２４３円（△３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）