業績好調、通期業績予想に対して上振れも
注目ポイントは業績が好調で、通期業績予想に対する業績の上ブレも期待出来る点です。まず2014年10月期上半期(2013年11月~2014年4月)の業績は売上が17.3%増の159億5700万円、純利益が15.1%増の10億7800万円と増収増益。全国的な大雪や消費税増税前の特需の囲い込み、増税後の売上の落ち込み回避のための広告戦略が奏功しました。
これに対し、通期の業績予想は売上が4.1%増の230億円、純利益が3.6%増の10億5000万円。上半期時点で、営業利益、経常利益、純利益は通期業績予想を超過しています。確かに駆け込み需要があり、上半期の業績が拡大している点もありますが、月次実績報告を見ると2014年5月の全売上高は前年同月比でプラスに戻しています。
ちなみに前期の上半期時点の純利益は9億3700万円、これに対して通期純利益は10億1400万円。また前々期も上半期時点の純利益は8億2400万円、これに対して通期純利益は通期純利益は9億800万円となっており、上半期時点の純利益よりも通期純利益の方が拡大しています。
なお、同社は7月31日を基準日として1株を2株に分割する株式分割を発表しています。投資単位あたりの金額の引き下げは投資家層の拡大につながり株価にプラスです。