精工技研が続急伸、燃料電池関連の穴株として資金流入
精工技研<6834.T>が続急伸、一時101円高の1191円まで上値を伸ばしている。光ディスク用金型など光関連部品製造を手掛けているが、電装化が進む自動車向けで車載用センサー関連の好調が収益に貢献している。また、「燃料電池分野でも持ち前の技術力の高さが開花しそうな雰囲気」(市場関係者)という。具体的には、同社が株式会社FJコンポジット(静岡県・富士市)と共同で、さまざまな特性に優れた燃料電池セパレータの金型による成形試作を実施し、ハイサイクルによる製造技術の確立にメドをつけていることが、一部市場筋の間で材料視されている。実用化の目安とされる米国エネルギー省のDOE目標値を満たす素材特性を実現していることが注目されているという。今3月期最終損益は2億6000万円の黒字(前期実績は2700万円の赤字)予想と業績面の改善も追い風。PBR0.5倍台と解散価値の半値水準に放置されている株価は一段の水準訂正余地をはらむ。
精工技研の株価は13時41分現1170円(△80円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
精工技研の株価は13時41分現1170円(△80円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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