ビットアイルが続落、第３四半期営業減益を嫌気、電力料金の上昇が利益圧迫

　ビットアイル<3811.T>が続落。５日の取引終了後に発表した第３四半期累計（８～４月）連結決算で、売上高１３２億５００万円（前年同期比６．６％増）、営業利益２２億１３００万円（同５．４％減）、純利益１２億２０００万円（同６．９％減）と減益となったことが嫌気されている。引き続きｉＤＣサービスの販売を進めることでデータセンターの稼動率を高めたほか、レンタルやクラウドサービスを中心としたマネージドサービスの収益も拡大し売上高は伸長したが、電力料金の上昇などが利益を圧迫し、減益を余儀なくされたという。なお、１４年７月期通期業績予想は売上高１８０億円（前期比８．０％増）、営業利益２７億円（同１２．０％減）、純利益１５億円（同１１．９％減）の従来予想を据え置いている。
　同時に、連結子会社のテラ・パワーが鹿児島県鹿屋市下高隈にメガソーラーを建設することを決定したと発表したがこれに対する株価の反応は限定的。建設される下高隈メガソーラーは最大発電容量が約１１メガワットとなる予定で、現在、同社保有もしくは一般投資家への売却の両方向で検討しているという。なお、同社が保有した場合の売電収入は年間約５億円となる見通し。

ビットアイルの株価は９時１０分現在６１５円（▼３５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）