東京鉄が続伸、ファンド買い思惑を背に中段上放れの兆し
東京鉄鋼<5445.T>が続伸、じわりと水準を切り上げ、中段を上放れる兆しをみせている。
棒鋼需要拡大による数量増加に加え、原料のスクラップ価格低下が粗利改善をもたらし、15年3月期営業利益は前期比92%増の34億円と急回復見通しにある。今期配当は前期実績に3円増配の10円復元予想と株主還元姿勢にも余念がない。同社の看板商品である施工の簡素化と工期の短縮を可能にした「ネジテツコン」や、コンクリート構造物の耐震性能を高め短工期での補強が可能な「RB耐震補強工法」などが国土強靭化の国策支援を背景に、ビジネスチャンスを膨らませる強力な戦略ツールとなっている。PER9倍台・PBR0.6倍の時価は割安感があるうえ、実質無借金経営の好財務内容も魅力、これはフィデリティのバリューファンドが同社の筆頭株主であることにも裏付けられている。「直近、同社が08年に導入した買収防衛策を廃止すると発表したことも、新たなファンド資金の投資対象となる可能性を高めている」(市場関係者)との指摘も思惑高の源泉となりそうだ。
東京鉄の株価は10時58分現在435円(△9円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
棒鋼需要拡大による数量増加に加え、原料のスクラップ価格低下が粗利改善をもたらし、15年3月期営業利益は前期比92%増の34億円と急回復見通しにある。今期配当は前期実績に3円増配の10円復元予想と株主還元姿勢にも余念がない。同社の看板商品である施工の簡素化と工期の短縮を可能にした「ネジテツコン」や、コンクリート構造物の耐震性能を高め短工期での補強が可能な「RB耐震補強工法」などが国土強靭化の国策支援を背景に、ビジネスチャンスを膨らませる強力な戦略ツールとなっている。PER9倍台・PBR0.6倍の時価は割安感があるうえ、実質無借金経営の好財務内容も魅力、これはフィデリティのバリューファンドが同社の筆頭株主であることにも裏付けられている。「直近、同社が08年に導入した買収防衛策を廃止すると発表したことも、新たなファンド資金の投資対象となる可能性を高めている」(市場関係者)との指摘も思惑高の源泉となりそうだ。
東京鉄の株価は10時58分現在435円(△9円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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