実力企業がひしめく日本
これまでは、眼鏡型と腕時計型が代名詞的なアイテムとして主流を形成してきたが、最近ではリストバンド型や指輪型、衣類型などさまざまな形態の端末が登場するようになってきた。共通項は、身につけて利用するということだけでなく、「それを身につけても不便や不快さを感じない軽くて小さなサイズ」(業界アナリスト)ということが挙げられる。
また、単なる情報端末という位置付けにとどまらず、心拍数やカロリーの測定といったヘルスケアを補助する端末も実用化されている。ナイキが開発したリストバンド型の活動量計などはそれに該当するものだ。
さらにウエアラブル端末は、外部コンピューターとの連携というコンセプトも有する。外部コンピューターとリンクすることにより、ワークステーションの環境を目の前にいる利用者に合わせて切りかえるなど、従来よりも時間の短縮や利便性を高めることができる。日本企業は市場拡大に歩調を合わせ開発強化する動きをみせており、一段と期待は高まりそうだ。