上値ターゲットを探る
ここからの中期的な上値ターゲットだが、まずは心理的節目の104円・105円など。一目均衡表からは、V=107.33円、E=109.38円などがカウント可能だ。三角保合い上放れパターンからは、109円台前半が計算できる。
足元は104円手前での抵抗にあっているものの、転換線を下値支持として上値を試す流れが年末・年初にかけて想定される。深押ししても、90日移動平均線と重なる心理的節目100円は強い支持線として機能するだろう。
波乱要因としては、史上最高値圏で不安定な動きを見せ、1929年の大恐慌時との自己相関が指摘されているNYダウの動き。来週は満月の時間帯にFOMC、クリスマス連休前にメリマンの重要変化日など、薄商いの中、金融市場の値が飛ぶリスクにも注意したい。