<私の相場観>=東洋証券投資情報部・ストラテジスト 土田 祐也氏
5月下旬以降、上下に値動きの荒い展開が続いているが、今週末はSQが控えていることもあって、依然として波乱含みの展開が想定される。個人投資家の参戦もひと頃より勢いを欠いており、これが全体の出来高減少にも反映されている。ただ、今週は投信の設定が相次いでいるほか、日銀のETF買いなどへの期待もあって、下値は徐々に固まっていくだろう。
注目された日銀の金融政策決定会合では、現状維持ということで、サプライズを期待していた市場は売りの洗礼を浴びせた。しかし、その前日に日経平均は636円高の急騰を演じており、一部では欧州で前例のある無期限資金供給オペの日本版など、かなり先走った期待を織り込んでいただけに、実質的にはその分の調整だったともいえる。
当面は米国の経済指標がカギを握る。13日の小売売上高、14日の鉱工業生産を皮切りに重要指標が相次ぐが、これを横目に神経質な相場展開が続きそうだ。そしてその先にFOMCが控えており、19日のバーナンキFRB議長の会見が市場のセンチメントを大きく左右することになる。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
注目された日銀の金融政策決定会合では、現状維持ということで、サプライズを期待していた市場は売りの洗礼を浴びせた。しかし、その前日に日経平均は636円高の急騰を演じており、一部では欧州で前例のある無期限資金供給オペの日本版など、かなり先走った期待を織り込んでいただけに、実質的にはその分の調整だったともいえる。
当面は米国の経済指標がカギを握る。13日の小売売上高、14日の鉱工業生産を皮切りに重要指標が相次ぐが、これを横目に神経質な相場展開が続きそうだ。そしてその先にFOMCが控えており、19日のバーナンキFRB議長の会見が市場のセンチメントを大きく左右することになる。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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