ギリギリで踏みとどまるか?
本日は、本邦の大納会。米国では、年内期限が迫る財政の崖交渉の行方が最大の注目点(本日は民主、共和両党議会指導者がオバマ大統領と会談予定)。
来週は、本邦が3日まで休場、海外では1日に中国製造業PMI、2日に英米製造業PMI(米はISM)、4日にユーロ圏HICPと米雇用統計が予定されている。日本の休場中に海外市場で値が飛ぶリスクには注意を払いたい。
米雇用統計については、非農業部門雇用者数が+14.5万人、失業率は7.7%で横ばいと前月とほぼ同様の結果が予想されているが、「財政の崖」交渉のずれ込みと、雇用統計の予想比下振れが同時に起こる場合には、短期的に買われてきたドル円の調整圧力が高まる可能性もあろう。
テクニカル面からは、オシレーター系は軒並み短期的な買われ過ぎ感を示唆する一方、トレンド系は中長期共に上昇トレンドを示唆している。年末~1月にかけての調整局面での押し目の深さ、押し目買い意欲の強さで、大きなトレンド行方が見えてきそうである。