有事のドル買いが再燃、原油高・インフレ警戒でECB利上げ観測上昇=ロンドン為替概況
有事のドル買いが再燃、原油高・インフレ警戒でECB利上げ観測上昇=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ドル買いが優勢。中東有事の長期化懸念を背景にインフレ再燃に対する警戒感が急速に強まっている。NY原油先物(WTI)は84ドル台まで上昇、エネルギー供給不安が意識されるなか、欧州を中心に金利が急騰している。エネルギー価格の上昇がインフレ圧力を高めるとの見方が広がっている。欧州債券市場ではコストプッシュ型インフレへの警戒が強まり、政策金利に敏感なドイツ2年債利回りが前日比7bp上昇。短期金融市場では、ECBが7月に利上げを実施する確率を6割程度まで織り込む動きが進み、年末までの追加利上げもほぼ織り込まれている。本来であればECBのタカ派観測はユーロ買いにつながりやすいが、現在は地政学リスクと世界的なインフレ懸念が重なる複雑な局面にあるなかで、ドルが買われやすくなっている。ただ、この後に控える米雇用統計と米小売売上高の発表を前に、ドル高の流れにいったん調整が入る可能性も意識されている。ユーロドルは1.15台後半、ポンドドルは1.33台前半まで軟化。ドル円は再び157円台後半に上昇している。欧州株は堅調に取引を開始したが、次第に上げ幅を削っている。クロス円の上値は重く、ユーロ円は182円台後半、ポンド円は210円台前半へと軟化している。
ドル円は157円台後半での取引。東京午前は157.39付近を安値に前日NY終値157.59付近までの揉み合いが続いた。しかし、東京午後に入ると日経平均の上昇とともに買われ、157.90付近に高値を伸ばした。ロンドン朝方には一時157.50付近まで反落したが、足元では再び157.80台へと上昇。158円をうかがう水準となっている。このあとのNY市場では米雇用統計および米小売売上高が発表される。
ユーロドルは1.15台後半での取引。東京午後にかけて1.1621付近まで小幅に買われたあとは、上値重く推移している。ロンドン時間に入ると売りが強まり、安値を1.1560台へと広げている。ユーロ円は振幅。東京市場では182.80付近から買われロンドン序盤にかけては183.27付近に高値を伸ばした。しかし、ロンドン勢の本格参加とともにユーロドルが売られると流れが反転し、足元では安値を182.60台へと広げてきている。対ポンドでもややユーロが軟調。原油高を受けてインフレ抑制のためのECB利上げ観測が高まっており、欧州経済の景気の腰を折ることが懸念されているもよう。
ポンドドルは1.33台前半での取引。東京市場では前日NY終値1.3357付近での揉み合いが続いた。ロンドン序盤に一時1.3379付近に小幅高値を更新したあとは、売りに押されている。安値を1.3318付近に更新している。ポンド円は上に往って来い。東京朝方の210.20付近を安値に、ロンドン朝方には211円付近まで買われた。しかし、ロンドン時間には流れが反転し210.20台まで下押しされる場面があった。ユーロポンドは0.8699付近から0.8676付近へと軟化、ややポンド買いが優勢になっている。この日はポンド独自の材料には乏しく、有事のドル買いに押される面が強かったようだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場では、ドル買いが優勢。中東有事の長期化懸念を背景にインフレ再燃に対する警戒感が急速に強まっている。NY原油先物(WTI)は84ドル台まで上昇、エネルギー供給不安が意識されるなか、欧州を中心に金利が急騰している。エネルギー価格の上昇がインフレ圧力を高めるとの見方が広がっている。欧州債券市場ではコストプッシュ型インフレへの警戒が強まり、政策金利に敏感なドイツ2年債利回りが前日比7bp上昇。短期金融市場では、ECBが7月に利上げを実施する確率を6割程度まで織り込む動きが進み、年末までの追加利上げもほぼ織り込まれている。本来であればECBのタカ派観測はユーロ買いにつながりやすいが、現在は地政学リスクと世界的なインフレ懸念が重なる複雑な局面にあるなかで、ドルが買われやすくなっている。ただ、この後に控える米雇用統計と米小売売上高の発表を前に、ドル高の流れにいったん調整が入る可能性も意識されている。ユーロドルは1.15台後半、ポンドドルは1.33台前半まで軟化。ドル円は再び157円台後半に上昇している。欧州株は堅調に取引を開始したが、次第に上げ幅を削っている。クロス円の上値は重く、ユーロ円は182円台後半、ポンド円は210円台前半へと軟化している。
ドル円は157円台後半での取引。東京午前は157.39付近を安値に前日NY終値157.59付近までの揉み合いが続いた。しかし、東京午後に入ると日経平均の上昇とともに買われ、157.90付近に高値を伸ばした。ロンドン朝方には一時157.50付近まで反落したが、足元では再び157.80台へと上昇。158円をうかがう水準となっている。このあとのNY市場では米雇用統計および米小売売上高が発表される。
ユーロドルは1.15台後半での取引。東京午後にかけて1.1621付近まで小幅に買われたあとは、上値重く推移している。ロンドン時間に入ると売りが強まり、安値を1.1560台へと広げている。ユーロ円は振幅。東京市場では182.80付近から買われロンドン序盤にかけては183.27付近に高値を伸ばした。しかし、ロンドン勢の本格参加とともにユーロドルが売られると流れが反転し、足元では安値を182.60台へと広げてきている。対ポンドでもややユーロが軟調。原油高を受けてインフレ抑制のためのECB利上げ観測が高まっており、欧州経済の景気の腰を折ることが懸念されているもよう。
ポンドドルは1.33台前半での取引。東京市場では前日NY終値1.3357付近での揉み合いが続いた。ロンドン序盤に一時1.3379付近に小幅高値を更新したあとは、売りに押されている。安値を1.3318付近に更新している。ポンド円は上に往って来い。東京朝方の210.20付近を安値に、ロンドン朝方には211円付近まで買われた。しかし、ロンドン時間には流れが反転し210.20台まで下押しされる場面があった。ユーロポンドは0.8699付近から0.8676付近へと軟化、ややポンド買いが優勢になっている。この日はポンド独自の材料には乏しく、有事のドル買いに押される面が強かったようだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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