*15:15JST トーカイ Research Memo(5):調剤サービスは2期ぶり増益、環境サービスは一時費用計上などにより減益
■トーカイ<9729>の業績動向
(2) 調剤サービス
調剤サービスの業績は、売上高で前年同期比10.6%増の30,922百万円、営業利益で同4.5%増の961百万円となった。売上高は5期連続増収、過去最高を更新し、営業利益も2期ぶりの増益に転じた。このうち、前第2四半期より連結子会社に加わったmik japanのドラッグストア関連事業の売上高は1,086百万円の増収要因となったが、営業利益は8百万円の減益要因となった。
調剤薬局事業の売上増減要因を見ると、長期処方の増加などにより処方箋枚数が前年同期比0.4%減となった一方で、高額医薬品の処方が増加したこと、並びに医療DX推進体制の整備や在宅調剤への対応強化など技術料の加算点取得に努めたことにより、処方箋単価が同7.6%上昇したことが増収要因となった。内訳としては、薬剤料売上が1,756百万円増加し、技術料売上が138百万円増加した。営業利益の増減要因について見ると、技術料売上の増加で138百万円、薬剤料売上の増加で72百万円の増益要因となり、処遇改善等を目的とした継続的な賃上げに伴う人件費増等により160百万円の減益要因となった。なお、店舗数としては、当中間期に2店舗を出店、1店舗を退店しており、前年同期比1店舗増の159店舗となった。
(3) 環境サービス
環境サービスの業績は、売上高で前年同期比3.3%増の7,430百万円、営業利益で同3.1%減の699百万円と若干の増収減益となった。
主力のリースキン事業は、売上高で前年同期比28百万円の減収、営業利益で同26百万円の減益となった。売上高はモップやマットなどダストコントロール商品の低調が続き若干の減収となった。物価上昇を背景に企業や店舗などで経費抑制意識が高まっていることや、厳しい競争環境が続いていることが要因だ。ただ、注力分野であるトイレ周り商品については自動開閉式サニタリーボックス(ルーナス)や尿石付着防止装置(ステラバイス)を中心に同8.9%増と増加基調が続き、売上構成比で18%の水準まで上昇した。営業利益は減収による粗利益の減少に加えて、レンタル資材の補充増による資材費の増加が減益要因となった。一方、清掃事業は売上高で前年同期比253百万円の増収、営業利益で同1百万円の増益となった。売上高は、病院向け清掃業務や手術室支援業務※の新規受託先を獲得したこと、また価格の適正化に取り組んだことが増収要因となり、過去最高売上を更新した。営業利益は増収による粗利益の増加があった一方で、新規受託に伴う労務費の増加や資機材の仕入れなど初期費用が発生したことで微増益にとどまった。
※ 術前・術後の清掃や手術機器のセット業務などを、教育・訓練を受けたスタッフが代行。病院の手術室の稼働率向上に貢献する。
なお、新規事業として開始した外国人材紹介事業※では、2025年9月末で医療機関や介護施設から約120名のオーダーが入っており、一定の規模に育つまでにはしばらく時間を要するが、人手不足感の高まる医療介護現場のニーズに引き続き応えていく方針だ。
※ インドネシアなどで教育を受けた特定技能人材(介護スタッフ)を国内の医療機関や介護施設に紹介するサービス。売上高としては紹介料と毎月の指導管理料を計上する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(2) 調剤サービス
調剤サービスの業績は、売上高で前年同期比10.6%増の30,922百万円、営業利益で同4.5%増の961百万円となった。売上高は5期連続増収、過去最高を更新し、営業利益も2期ぶりの増益に転じた。このうち、前第2四半期より連結子会社に加わったmik japanのドラッグストア関連事業の売上高は1,086百万円の増収要因となったが、営業利益は8百万円の減益要因となった。
調剤薬局事業の売上増減要因を見ると、長期処方の増加などにより処方箋枚数が前年同期比0.4%減となった一方で、高額医薬品の処方が増加したこと、並びに医療DX推進体制の整備や在宅調剤への対応強化など技術料の加算点取得に努めたことにより、処方箋単価が同7.6%上昇したことが増収要因となった。内訳としては、薬剤料売上が1,756百万円増加し、技術料売上が138百万円増加した。営業利益の増減要因について見ると、技術料売上の増加で138百万円、薬剤料売上の増加で72百万円の増益要因となり、処遇改善等を目的とした継続的な賃上げに伴う人件費増等により160百万円の減益要因となった。なお、店舗数としては、当中間期に2店舗を出店、1店舗を退店しており、前年同期比1店舗増の159店舗となった。
(3) 環境サービス
環境サービスの業績は、売上高で前年同期比3.3%増の7,430百万円、営業利益で同3.1%減の699百万円と若干の増収減益となった。
主力のリースキン事業は、売上高で前年同期比28百万円の減収、営業利益で同26百万円の減益となった。売上高はモップやマットなどダストコントロール商品の低調が続き若干の減収となった。物価上昇を背景に企業や店舗などで経費抑制意識が高まっていることや、厳しい競争環境が続いていることが要因だ。ただ、注力分野であるトイレ周り商品については自動開閉式サニタリーボックス(ルーナス)や尿石付着防止装置(ステラバイス)を中心に同8.9%増と増加基調が続き、売上構成比で18%の水準まで上昇した。営業利益は減収による粗利益の減少に加えて、レンタル資材の補充増による資材費の増加が減益要因となった。一方、清掃事業は売上高で前年同期比253百万円の増収、営業利益で同1百万円の増益となった。売上高は、病院向け清掃業務や手術室支援業務※の新規受託先を獲得したこと、また価格の適正化に取り組んだことが増収要因となり、過去最高売上を更新した。営業利益は増収による粗利益の増加があった一方で、新規受託に伴う労務費の増加や資機材の仕入れなど初期費用が発生したことで微増益にとどまった。
※ 術前・術後の清掃や手術機器のセット業務などを、教育・訓練を受けたスタッフが代行。病院の手術室の稼働率向上に貢献する。
なお、新規事業として開始した外国人材紹介事業※では、2025年9月末で医療機関や介護施設から約120名のオーダーが入っており、一定の規模に育つまでにはしばらく時間を要するが、人手不足感の高まる医療介護現場のニーズに引き続き応えていく方針だ。
※ インドネシアなどで教育を受けた特定技能人材(介護スタッフ)を国内の医療機関や介護施設に紹介するサービス。売上高としては紹介料と毎月の指導管理料を計上する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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