株価指数先物【引け後】 5万円水準では押し目狙いのロング対応

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最新投稿日時:2025/12/11 18:53 - 「株価指数先物【引け後】 5万円水準では押し目狙いのロング対応」(株探)

株価指数先物【引け後】 5万円水準では押し目狙いのロング対応

配信元:株探
投稿:2025/12/11 18:53

大阪12月限
日経225先物 50130 -470 (-0.92%)
TOPIX先物 3372.5 -17.5 (-0.51%)

 日経225先物(12月限)は前日比470円安の5万0130円で取引を終了。寄り付きは5万0730円とシカゴ日経平均先物清算値(5万0860円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。ただし、直後につけた5万0840円を高値に軟化し、前場中盤にかけて5万0500円を割り込んだ。

 売り一巡後は5万0720円まで切り返す場面もみられたが、前場中盤以降、再び下へのバイアスが強まり、ランチタイムで5万0100円辺りまで下げ幅を広げると、後場の開始直後には5万円の大台を割り込み、4万9920円まで売られた。その後は下げ幅を縮めたものの、5万0100円~5万0270円辺りで保ち合いが続いた。

 日経225先物は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米国株高の流れから買いが先行して始まったが、シカゴ先物の清算値には届かず、ショート優勢の展開になった。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が7%を超える下落で日経平均株価を237円あまり押し下げている影響が大きく、同社の値動きに連動する形で短期的なショートが入っているようである。

 なお、米オラクルが10日発表した2025年9~11月期決算で売上高が市場予想に届かず、設備投資額が従来見通しから増える方針も明らかとなり、過剰投資が警戒されて同社株は時間外取引で11%を超える下落となった。ソフトバンクグループはオラクルとともに米国でAI(人工知能)データセンターを構築する「スターゲートプロジェクト」を進めていることで、警戒される形になったようだ。これが他のAI関連銘柄への持ち高調整に向かわせたとの見方もあった。

 日経225先物は一時5万円を割り込んだが、その後は25日移動平均線(5万0160円)辺りで下げ渋る動きが目立っており、同線とボリンジャーバンドの+1σ(5万0990円)とのレンジ内での推移を継続。レンジ下限接近では押し目狙いのロング対応になろうが、半導体・AI関連株への物色が慎重になるようだと、再び5万円の大台を割り込んでくる可能性が警戒される。明日の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)でSQ値が5万円を下回るようだと、ショートが入りやすくなるだろう。

 もっとも、ソフトバンクグループの下落のほか、東証プライムの8割を超える銘柄が下落したなかで日経平均株価は5万円をキープしている。11日の米国市場ではオラクルの下落の影響はありそうだが、東京市場では織り込まれていることもあり、日経225先物はナイトセッションで25日線を支持線とした底堅さがみられるかが注目される。現在のレンジをキープするようだと、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 NT倍率は先物中心限月で14.86倍に低下した。下向きで推移している25日線(14.99倍)に上値を抑えられる形で低下傾向が続いている状況である。ただ、ソフトバンクグループのインパクトが大きかったこともあり、明日も同社の動向を見極める必要があるだろう。-1σ(14.81倍)に接近してきたことで、NTショートを巻き戻す動きも意識されてきそうだ。

 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が6288枚、ソシエテジェネラル証券が3685枚、UBS証券が1579枚、ゴールドマン証券が1410枚、バークレイズ証券が1278枚、モルガンMUFG証券が1200枚、野村証券が1039枚、日産証券が921枚、ビーオブエー証券が713枚、SBI証券が622枚だった。

 TOPIX先物は野村証券が4203枚、ゴールドマン証券が3974枚、ソシエテジェネラル証券が3970枚、ABNクリアリン証券が3476枚、JPモルガン証券が2614枚、バークレイズ証券が2525枚、モルガンMUFG証券が1944枚、SBI証券が1727枚、UBS証券が1414枚、BNPパリバ証券が1125枚だった。




株探ニュース
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