大阪12月限
日経225先物 44480 +310 (+0.70%)
TOPIX先物 3135.5 +8.5 (+0.27%)
日経225先物(12月限)は前日比310円高の4万4480円で取引を終了。寄り付きは4万4570円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万4505円)を上回る形から買いが先行した。オーバーシュート気味の動きをみせ、現物の寄り付き時には4万4720円まで上げ幅を広げる場面もみられた。
ボリンジャーバンドの+3σ(4万4880円)に接近してきたことで過熱感も警戒されやすく、前場中盤には利益確定に伴うロング解消の動きにより、4万4320円まで上げ幅を縮めた。ただ、下へのバイアスは強まらず、ランチタイムで4万4500円を回復すると、後場中盤には4万4630円まで切り返した。終盤にかけては4万4550円を挟んでの保ち合いが続いた。
日経225先物はナイトセッションで4万4500円を超えていたこともあり、9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ商いによって、オーバーシュート気味の上昇をみせた。これによりSQ値は節目の4万5000円を突破しており、いったんは達成感が意識された面もあったとみられる。また、SQ値にタッチできず幻のSQになったことも、ロング解消に向かわせやすかった。
ボリンジャーバンドの+3σに接近したことで過熱感が意識されやすいものの、バンドは上向きで推移しており、ナイトセッションで+2σが4万4360円、+3σは4万5090円まで切り上がってきている。+2σを支持線としたトレンドを継続するようだと、過熱感からのショートを仕掛けにくくさせよう。
週足では+1σと+2σによるレンジで推移しており、今週は+1σ水準からの切り返しによって、+2σを捉えてきた。6月下旬以降続くレンジであり、週足でもいったん調整が入りやすいところである。
NT倍率は先物中心限月で14.18倍に上昇した。一時14.20倍をつけており、6月30日につけた14.24倍が射程に入ってきた。今週はソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引しており、週末には東京エレクトロン<8035>[東証P]など出遅れ感の強い銘柄への物色が目立っていた。半導体やAI(人工知能)関連の物色に広がりがみられてくると、引き続き日経平均型優位の展開となろう。
手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9422枚、ソシエテジェネラル証券が1万6567枚、サスケハナ・ホンコン証券が4501枚、JPモルガン証券が4254枚、野村証券が2413枚、バークレイズ証券が2348枚、SBI証券が2059枚、ビーオブエー証券が1589枚、日産証券が1384枚、モルガンMUFG証券が1255枚だった。
TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万2771枚、ソシエテジェネラル証券が1万6802枚、バークレイズ証券が4734枚、JPモルガン証券が4448枚、モルガンMUFG証券が3867枚、ビーオブエー証券が1807枚、ゴールドマン証券が1784枚、野村証券が1652枚、サスケハナ・ホンコン証券が1531枚、みずほ証券が1342枚だった。
株探ニュース
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