人とAIの協働により、ネットポジティブな未来につなげるアクションを示す「Fujitsu Technology and Service Vision 2025」を策定

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最新投稿日時:2025/06/06 15:49 - 「人とAIの協働により、ネットポジティブな未来につなげるアクションを示す「Fujitsu Technology and Service Vision 2025」を策定」(PR TIMES)

人とAIの協働により、ネットポジティブな未来につなげるアクションを示す「Fujitsu Technology and Service Vision 2025」を策定

配信元:PR TIMES
投稿:2025/06/06 15:49
クロスインダストリーのエコシステムでAIを活用し、複雑な社会課題への対応を加速

当社は、ビジネスや社会の未来ビジョンを提言する「Fujitsu Technology and Service Vision 2025」を策定し、6月6日に発行しました。「Fujitsu Technology and Service Vision 2025」では、人とAIの協働によるクロスインダストリーのエコシステムを活用することで、企業がビジネスの成長を促進しながら、複雑な社会課題に対処し、環境、経済、ウェルビーイングにネットポジティブ(注1)な価値を創造する方法を示します。
当社は90年にわたるイノベーションの歴史を基盤に、「デジタルサービスによってネットポジティブを実現するテクノロジーカンパニーになる」という2030年までのビジョンを定め、マテリアリティの必要不可欠な貢献分野として「地球環境問題の解決」「デジタル社会の発展」「人々のウェルビーイング向上」に取り組んでいます。
今後、当社は変革のパートナーとして、テクノロジーからコンサルティング、サービス、モダナイゼーションまで、あらゆる領域でお客様の企業変革を支援していきます。

https://global.fujitsu/ja-jp/about/vision

背景
ビジネスや社会は現在、不安定な政治・経済情勢、地政学的リスク、気候変動などが複雑に絡み合う、かつてないほど不確実な状況に直面しています。同時に、目覚ましい進化を遂げるAIは、ビジネスの生産性向上にとどまらない、産業革命以来の大変革をもたらす可能性を秘める一方、AIが生み出す偽情報やバイアスによる社会の混乱、電力消費量の増大といった側面も顕在化しています。

「Fujitsu Technology and Service Vision 2025」の概要
1. ビジネスの未来:ネットポジティブを実現する新たな価値創造のエコシステム
当社が2025年2月に15か国800人のCxOを対象とした調査(注2)では、81%のビジネスリーダーが、自社単独のビジネスから、エコシステム型のビジネスに移行するだろうと回答しています。また、79%のビジネスリーダーが2030年までに全ての従業員がAIの支援を受けて業務を遂行するようになるだろうと回答しました。
AIはデータに基づいて新たなつながりやパターンを発見し、人の可能性も引き出します。この価値創造は多様なプレイヤーによって形成されるエコシステムを通じて拡大し、複雑な社会課題への対応を加速させます。例えばモビリティの分野では、自動運転や共同配送・輸送により輸送効率を向上させ、経済や環境にプラスの価値を生み出します。このように人とAIが中核となって価値を創出し、クロスインダストリーのパートナーとの連携を通じてネットポジティブを実現する新しい価値創造エコシステムを「Regenerative ecosystems(再生型のエコシステム)」と呼び、複雑で困難な社会課題の解決に結びつけていきます。

図1.「Regenerative ecosystems(再生型のエコシステム)」のイメージ

2. テクノロジービジョン:テクノロジーでビジネスや社会を変革
AIが急激な進化を遂げ、新たなブレイクスルーが次々と生み出されています。目標達成に向けて人とあらゆるデータや知識をつないだネットワークを作り、自律的に行動するAIエージェントは、ビジネスのあらゆる領域に組み込まれ、企業の戦略やビジネスプロセスを変化させています。また、業界を越えて様々な企業が相互に協力するマルチAIエージェントを介してつながり、エコシステムを構築することで、人・ビジネス・社会の以下の3つの変革を推進し、社会課題への対応が加速すると考えます。
- 人の可能性を解き放つ:目標に向かって自律的に活動するAIエージェントと協調して、人はより創造的な業務に取り組み、創造性や生産性を高めていく
- ビジネスをリ・デザインする:業務に特化したAIエージェントが連携して、ビジネス環境や市場変化に対応した戦略策定や製品・サービスを創出
- ネットポジティブに貢献する:マルチAIエージェントを介して、プレイヤーがエコシステム上でデータやAIを共有し、環境や社会への価値や新たなビジネスの創出を実現

当社は、AIを中心とする5つの重点技術領域に自社の研究開発を集中し、人・ビジネス・社会における価値創造に貢献していきます。

3. 変革のためのアクション:テクノロジーを活用して、クロスインダストリーの取り組みを加速
当社はお客様の変革を支援するパートナーとして、以下3つの領域において、AIをはじめとしたテクノロジーを活用する、クロスインダストリーの取り組みを「Fujitsu Uvance」を中心に支援します。
- 人とAIの協調で生産性を向上:AI導入の計画策定から導入・活用まで最適なテクノロジーやサービスを提供
- AIで組織内の意思決定を高度化:組織内に散在するデータを統合し、AIを組み込むことで企業の意思決定を高度化する「Decision intelligence」でAI駆動型企業への変革を実現
- エコシステムで社会課題解決を促進:先進的なトラスト技術を用いて業界横断でのデータ連携実現に貢献。また、CO2削減策の効果を試算するなどの実践においてもリード

さらに当社は、この3つの領域での価値創造に貢献するために、自社のコンサルティングビジネス、モダナイゼーションサービス、自社の経営基盤の強化に取り組み、エンド・ツー・エンドでお客様のビジネスの変革の支援に取り組んでいきます。

商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈
注1 ネットポジティブ:企業が社会に与えるネガティブなインパクトより、ポジティブなインパクトが大きいこと。
注2 富士通がフロスト&サリバンに委託し、欧州、北米、APAC、日本のCxOに対して実施した調査。

関連リンク
日本サイト
グローバルサイト

当社のSDGsへの貢献について


2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。




本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
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