外為サマリー:151円70銭台で推移、重要イベント控え模様眺め
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=151円72銭前後と前日の午後5時時点に比べて85銭程度のドル安・円高となっている。
日銀の田村直樹審議委員が6日の講演で「現在0.5%程度の政策金利を25年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要」と述べたことや、この日の朝方に総務省が発表した24年12月の消費支出(2人以上世帯)が5カ月ぶりのプラスとなったことから日銀の早期利上げ観測が強まっている。日経平均株価が一時300円以上下落したことがリスク回避のドル売り・円買いにつながった面もあり、午前9時20分すぎには150円96銭と約2カ月ぶりのドル安・円高水準をつける場面があった。ただ、150円台では値ごろ感が働き、その後のドル円相場は下げ渋り。時間外取引で米長期金利が上昇したこともドルの下支えとなり、午前11時10分ごろには151円70銭台を回復した。とはいえ、日本時間今晩に波乱要因となり得る米雇用統計の発表を控えているほか、石破茂首相とトランプ米大統領との初の首脳会談が予定されていることから模様眺めムードが広がりやすく戻りは限定的だった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0375ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0004ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円42銭前後と同95銭程度のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
日銀の田村直樹審議委員が6日の講演で「現在0.5%程度の政策金利を25年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要」と述べたことや、この日の朝方に総務省が発表した24年12月の消費支出(2人以上世帯)が5カ月ぶりのプラスとなったことから日銀の早期利上げ観測が強まっている。日経平均株価が一時300円以上下落したことがリスク回避のドル売り・円買いにつながった面もあり、午前9時20分すぎには150円96銭と約2カ月ぶりのドル安・円高水準をつける場面があった。ただ、150円台では値ごろ感が働き、その後のドル円相場は下げ渋り。時間外取引で米長期金利が上昇したこともドルの下支えとなり、午前11時10分ごろには151円70銭台を回復した。とはいえ、日本時間今晩に波乱要因となり得る米雇用統計の発表を控えているほか、石破茂首相とトランプ米大統領との初の首脳会談が予定されていることから模様眺めムードが広がりやすく戻りは限定的だった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0375ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0004ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円42銭前後と同95銭程度のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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