*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日銀利上げ期待もドルに割安感の買戻し
16日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。来週開催の日銀会合を控え、日本の追加利上げ期待が高まり円買い地合いは継続。一方、米追加利下げは見送りが予想され、ドルは前日の急落で割安感から買戻し見込まれる。
前日発表された米消費者物価指数(CPI)は予想を下回り、米10年国債利回りが低下。これを受けて、ドルは主要通貨に対して軟調に推移し、ユーロ・ドルは1.0350ドル付近まで上昇、ドル・円は156円を割り込んだ。アジア市場でも米金利の低下傾向が続き、ドル買いの勢いは鈍化している。一方、日経平均株価の不安定な動きや日銀の政策変更期待で円買い優勢となり、ドル・円は155円前半まで約1カ月ぶり安値圏に下げた。
この後の海外市場では、米金利の動向や日銀の政策に対する市場の見方が焦点。米金利がさらに低下すれば、ドル売りが進行し、ドル・円は155円を割り込む可能性がある。ただ、米インフレ指標は予想を下回ったが、連邦準備制度理事会(FRB)は今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを見送る公算。欧州中銀など主要中銀は利下げ継続方針を維持し、ドルを支える。また、日銀の政策をにらみ円買いは続くものの、ドルは割安感による買戻しで値を戻すとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・11月貿易収支(10月:+68億ユーロ)
・22:30 米・1月フィラデルフィア連銀景況調査(予想:-5.0、12月:-10.9)
・22:30 米・12月小売売上高速報(予想:前月比+0.6%、11月:+0.7%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.0万件、前回:20.1万件)
・24:00 米・11月企業在庫(予想:+0.1%、10月:+0.1%)
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前日発表された米消費者物価指数(CPI)は予想を下回り、米10年国債利回りが低下。これを受けて、ドルは主要通貨に対して軟調に推移し、ユーロ・ドルは1.0350ドル付近まで上昇、ドル・円は156円を割り込んだ。アジア市場でも米金利の低下傾向が続き、ドル買いの勢いは鈍化している。一方、日経平均株価の不安定な動きや日銀の政策変更期待で円買い優勢となり、ドル・円は155円前半まで約1カ月ぶり安値圏に下げた。
この後の海外市場では、米金利の動向や日銀の政策に対する市場の見方が焦点。米金利がさらに低下すれば、ドル売りが進行し、ドル・円は155円を割り込む可能性がある。ただ、米インフレ指標は予想を下回ったが、連邦準備制度理事会(FRB)は今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを見送る公算。欧州中銀など主要中銀は利下げ継続方針を維持し、ドルを支える。また、日銀の政策をにらみ円買いは続くものの、ドルは割安感による買戻しで値を戻すとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・11月貿易収支(10月:+68億ユーロ)
・22:30 米・1月フィラデルフィア連銀景況調査(予想:-5.0、12月:-10.9)
・22:30 米・12月小売売上高速報(予想:前月比+0.6%、11月:+0.7%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.0万件、前回:20.1万件)
・24:00 米・11月企業在庫(予想:+0.1%、10月:+0.1%)
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