大阪3月限
日経225先物 39490 +290 (+0.73%)
TOPIX先物 2767.5 +26.5 (+0.96%)
日経225先物(3月限)は前日比290円高の3万9490円で取引を終了。寄り付きは3万9200円と、前日比変わらずで始まった。現物の寄り付き時につけた3万9120円を安値にロング優勢の流れが継続。後場に入るとボリンジャーバンドの+1σ(3万9480円)を捉え、後場中盤にはこれを上抜けて一時3万9600円まで上げ幅を広げた。終盤にかけては持ち高調整に伴うロング解消により上げ幅を縮めたものの、+1σ水準を上回って終えた。
日経225先物は、市場参加者が限られるなか、寄り付き後は弱含む場面もみられた。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後はショートカバーを交えてリバウンドをみせた。受け渡しベースで年内最終取引となり、節税対策に伴う売りが一巡したとの見方などもあり、押し目狙いのロングが入りやすかったようだ。
また、為替市場では円相場が1ドル=157円台半ばと朝方から円安に振れて推移したほか、トヨタ自動車 <7203> [東証P]が本日も強い動きをみせたことがセンチメントを明るくさせた。そのほか、中国人への観光ビザ緩和措置に加え、J.フロント リテイリング <3086> [東証P]が決算評価から大きく買われ、百貨店などインバウンド関連株への物色に広がりがみられ、2025年相場に向けて期待感が高まりやすかった。
日経225先物は+1σ水準では強弱感が対立しやすいところだろう。ただし、クリスマスの祝日明けの米国市場が年末高を意識した堅調な展開をみせれば、東京市場への刺激材料になると考えられる。+1σと+2σ(3万9950円)によるレンジに切り上がることで、4万円の大台回復が射程に入る可能性がある。
12月12日の戻り高値4万0160円を捉えてくるようだと、10月15日の戻り高値4万0300円が意識される。なお、日経平均株価は本日の上昇で12月のSQ値(3万9434.85円)を突破してきたことで、需給状況は改善した。
NT倍率は先物中心限月で14.26倍に低下した。一時14.31倍をつける場面もみられたが、25日移動平均線(14.31倍)に上値を抑えられる形となった。その後はトヨタなど輸出関連株が強い動きをみせたことで、NTショートに振れやすかった。
手口面(3月限:立会内)では、ABNクリアリン証券が1万3943枚、ソシエテジェネラル証券が9780枚、サスケハナ・ホンコンが2690枚、SBI証券が2658枚、JPモルガン証券が2616枚、バークレイズ証券が2317枚、野村証券が1501枚、モルガンMUFG証券が912枚、日産証券が822枚、松井証券が812枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が1万9281枚、ソシエテジェネラル証券が1万4262枚、バークレイズ証券が4208枚、JPモルガン証券が3455枚、ゴールドマン証券が3205枚、モルガンMUFG証券が2682枚、シティグループ証券が1868枚、野村証券が1868枚、みずほ証券が1763枚、ビーオブエー証券が1288枚だった。
株探ニュース
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