円売り継続、ドル円一時151円台回復 日銀利上げ観測の後退で=ロンドン為替概況
円売り継続、ドル円一時151円台回復 日銀利上げ観測の後退で=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、円売りが継続している。東京昼頃に一部海外メディアが「日銀が12月会合で金利を据え置く可能性」について報じたことがきっかけだった。これまで米FRBの利下げと日銀の利上げの観測がドル円の売り圧力となっていたが、その一方が後退したことがドル円の買い戻しを誘っている。フランスに加えて韓国での政治混乱を受けた円買いの動きは一服している。また、欧州株が堅調に推移しており、独DAX指数は3営業日連続の最高値更新となっていることも支援材料。米10年債利回りは4.22%台から4.25%台へと上昇、ドル買い圧力もみられている。ユーロドルは1.04台後半から1.05台前半で振幅しているが、ロンドン時間には上値重く推移している。この日発表された一連の欧州非製造業PMIではイタリアが予想外の低下となり、年初来初の50割れとなったことがユーロ売り材料となる面もあった。ポンドドルは1.26台前半から1.27付近までのレンジで上下動。ベイリー英中銀総裁は「来年は4回の利下げを想定している」と述べた。ロンドン時間は円売りの動きが前面に押し出される展開となっている。
ドル円は150円台後半での取引。東京朝方の149.53近辺を安値に、その後は買われ続けている。韓国での政治混乱の影響は一巡しており、ドル円は買い戻されている。東京昼前後には一部海外メディアが日銀の12月会合で金利を据え置く可能性について報じられ、円が一段と売られている。ロンドン市場では一時151.05近辺まで高値を伸ばした。欧州株高、米株先物・時間外の上昇、米債利回り上昇などリスク選好的な動きがドル円の下支えになっている。
ユーロドルは1.05付近での取引。この日は前日NY終値を挟んだ上下動となっている。1.0483から1.0529までのレンジ相場。ユーロ円はドル円とともに上昇。東京午後の156.99近辺を安値に足元では高値を158.63近辺まで伸ばしている。対ポンドではユーロ売りが先行も、すぐに値を戻しており方向性は希薄。レーン・フィンランド中銀総裁は「ECB、12月利下げの根拠がより一層高まっている」と発言。ブイチッチ・クロアチア中銀総裁は「不確実性の中、金利の変更は小幅の方がよい」などと述べた。
ポンドドルは1.26台後半での取引。ユーロドルと同様に前日NY終値を挟んだ振幅。レンジは1.2630から1.2702まで。ポンド円は東京午後の189.36近辺を安値に買われ続けている。ロンドン市場では高値を191.34近辺に伸ばしている。ユーロポンドは0.8278から0.8302までのレンジで売買が交錯、方向性は希薄。ベイリー英中銀総裁は「経済見通しが裏付けられれば、来年4回の利下げを想定」「英中銀の最新の金融政策報告で示された中央値予測によれば、漸進的な利下げを目指すことが示唆されている」と述べた。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場では、円売りが継続している。東京昼頃に一部海外メディアが「日銀が12月会合で金利を据え置く可能性」について報じたことがきっかけだった。これまで米FRBの利下げと日銀の利上げの観測がドル円の売り圧力となっていたが、その一方が後退したことがドル円の買い戻しを誘っている。フランスに加えて韓国での政治混乱を受けた円買いの動きは一服している。また、欧州株が堅調に推移しており、独DAX指数は3営業日連続の最高値更新となっていることも支援材料。米10年債利回りは4.22%台から4.25%台へと上昇、ドル買い圧力もみられている。ユーロドルは1.04台後半から1.05台前半で振幅しているが、ロンドン時間には上値重く推移している。この日発表された一連の欧州非製造業PMIではイタリアが予想外の低下となり、年初来初の50割れとなったことがユーロ売り材料となる面もあった。ポンドドルは1.26台前半から1.27付近までのレンジで上下動。ベイリー英中銀総裁は「来年は4回の利下げを想定している」と述べた。ロンドン時間は円売りの動きが前面に押し出される展開となっている。
ドル円は150円台後半での取引。東京朝方の149.53近辺を安値に、その後は買われ続けている。韓国での政治混乱の影響は一巡しており、ドル円は買い戻されている。東京昼前後には一部海外メディアが日銀の12月会合で金利を据え置く可能性について報じられ、円が一段と売られている。ロンドン市場では一時151.05近辺まで高値を伸ばした。欧州株高、米株先物・時間外の上昇、米債利回り上昇などリスク選好的な動きがドル円の下支えになっている。
ユーロドルは1.05付近での取引。この日は前日NY終値を挟んだ上下動となっている。1.0483から1.0529までのレンジ相場。ユーロ円はドル円とともに上昇。東京午後の156.99近辺を安値に足元では高値を158.63近辺まで伸ばしている。対ポンドではユーロ売りが先行も、すぐに値を戻しており方向性は希薄。レーン・フィンランド中銀総裁は「ECB、12月利下げの根拠がより一層高まっている」と発言。ブイチッチ・クロアチア中銀総裁は「不確実性の中、金利の変更は小幅の方がよい」などと述べた。
ポンドドルは1.26台後半での取引。ユーロドルと同様に前日NY終値を挟んだ振幅。レンジは1.2630から1.2702まで。ポンド円は東京午後の189.36近辺を安値に買われ続けている。ロンドン市場では高値を191.34近辺に伸ばしている。ユーロポンドは0.8278から0.8302までのレンジで売買が交錯、方向性は希薄。ベイリー英中銀総裁は「経済見通しが裏付けられれば、来年4回の利下げを想定」「英中銀の最新の金融政策報告で示された中央値予測によれば、漸進的な利下げを目指すことが示唆されている」と述べた。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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