ドル円１５０．１５近辺、ユーロドル１．０５２５近辺＝ロンドン為替

ドル円１５０．１５近辺、ユーロドル１．０５２５近辺＝ロンドン為替

　ロンドン午前、ドル円は150.00から150.40台までのレンジで揉み合っている。東京市場では朝方の149.51レベルを安値に午後には150.75近辺まで高値を伸ばした。トランプ氏がＢＲＩＣＳ諸国がドルを介さない貿易を推進する動きをみせたことに対して１００％関税をかけると述べたことが、新興国通貨売り・ドル買い圧力を広げた。また、ドル円自体も先週末と東京朝方に149.50付近で下げ止まったことが買戻しを誘った面があったようだ。月替わりとなり、実需筋からの外貨買い需要が入る面も指摘される。ただ、ロンドン時間に入ると仏政情不透明感が意識され、ユーロ円の下落を通じた円買いの動きがみられた。ユーロ円は158.64近辺から157.59近辺まで１円を超える値幅で下落している。ただ、足元ではユーロ売りの動きも一服しており、ドル円も150円台前半に落ち着いた。

　ユーロドルは1.05台前半での推移。東京朝方の1.0589近辺を高値にその後は上値重く推移している。ロンドン序盤には1.0496レベルまで安値を広げた。フランスでは仏政府の予算をめぐって極右政党ＲＮが強く反発しており、数日内に内閣不信任案の提出を行う見込み。再び政局が混乱することが懸念されている。独仏１０年債利回りは週明けに再び拡大している。ただ、足元ではユーロ売りも一服しており、1.05台前半へと下げ渋っている。１１月ユーロ圏製造業ＰＭＩ確報値は４５．２と速報値から変わらなかった。

USD/JPY　150.15　EUR/USD　1.0526　EUR/JPY　158.03