【中銀チェック】NZ中銀は大幅利下げへ
【中銀チェック】NZ中銀は大幅利下げへ
9日にNZ準備銀行(RBNZ/中央銀行)の政策金利が発表される。RBNZは前回8月の会合で0.25%の利下げを実施。利下げサイクルを開始した。ただ、これまでの引き締めがやや過剰ではなかったかとの警戒感が出ており、今回の会合では0.5%の大幅利下げを見込む動きが広がっている。
先月19日に発表された第2四半期GDPは前期比でマイナス圏となった。これまでの引き締めの影響もあって住宅価格の低下なども見られており、景気支援の動きが期待されている。7月に発表された第2四半期消費者物価指数は前年比+3.3%と第1四半期の+4.0%から大きく鈍化。インフレターゲット(1-3%)を上回っているものの、第3四半期の予想は+2.3%とターゲット到達が見込まれている。また、市場では今後レンジ中央値2.0%を割り込む可能性が指摘されている。
短期金利市場は約75%、エコノミスト予想は約80%が0.5%利下げを見込んでいる。また次回11月の会合でも連続で0.5%利下げとなる可能性が意識されており、声明なども注目されている。大幅利下げを実施し、今後も景気支援を強める姿勢を示すと、NZドル売りが広がる可能性がある。年内据え置き見通しのある豪ドルに対する売りなども意識される。
MINKABUPRESS 山岡
9日にNZ準備銀行(RBNZ/中央銀行)の政策金利が発表される。RBNZは前回8月の会合で0.25%の利下げを実施。利下げサイクルを開始した。ただ、これまでの引き締めがやや過剰ではなかったかとの警戒感が出ており、今回の会合では0.5%の大幅利下げを見込む動きが広がっている。
先月19日に発表された第2四半期GDPは前期比でマイナス圏となった。これまでの引き締めの影響もあって住宅価格の低下なども見られており、景気支援の動きが期待されている。7月に発表された第2四半期消費者物価指数は前年比+3.3%と第1四半期の+4.0%から大きく鈍化。インフレターゲット(1-3%)を上回っているものの、第3四半期の予想は+2.3%とターゲット到達が見込まれている。また、市場では今後レンジ中央値2.0%を割り込む可能性が指摘されている。
短期金利市場は約75%、エコノミスト予想は約80%が0.5%利下げを見込んでいる。また次回11月の会合でも連続で0.5%利下げとなる可能性が意識されており、声明なども注目されている。大幅利下げを実施し、今後も景気支援を強める姿勢を示すと、NZドル売りが広がる可能性がある。年内据え置き見通しのある豪ドルに対する売りなども意識される。
MINKABUPRESS 山岡
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