◆ 今度は“地政学的リスク”の台頭で… - 一時“143円割れ”
日経平均反発を背景にして“144.513円”へと持ち直したドル円でしたが、欧米タイム以降は“上値の重さ”が目立ちました。
特に「(イスラエルに向けた)イラン・ミサイル発射」との報が、「中東情勢緊迫化→リスク回避姿勢」として促されたことが大きかったと見られるところです。
この影響にて“円買い戻し”が進行したドル円は、再び“143円割れ(142.967円)”へと押し下げられています。
もっとも“143円割れ”に関しては一瞬であり、その後は“143円台”での揺れ動きに終始しするなど、「上値は重いが、下値も堅い」を地で往く展開というのが実状といえそうです。
◆ 「植田日銀総裁発言」そして「米ADP雇用統計」の結果次第だが…?
本日はその“143円台”にて、“方向感を探る”といった展開が想定されるところだ。
地政学的リスクは“短命”で終わることも少なくなく、“下値はしっかり”といった展開は十分に想定されるところだ。
特に石破新首相は『金融緩和は維持されるべく見守る』と発言しているだけに、本日予定される「植田日銀総裁発言」では先日の『金融政策判断に時間的な余裕がある』が維持されやすい。
もちろん昨日発表の米経済指標は“マチマチ”となっただけに、「米利下げの行方」については定まったとはいい難く、「米ADP雇用統計」の結果次第では“波乱”となる可能性も否めない。
それでも“下値はしっかり”を軸にして、引き続き“神経質な揺れ動き”の行方を見極めたいところだ。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
145.000(大台)
144.637(9/27~9/30の61.8%戻し)
144.589(月足・一目均衡表基準線)
144.513(10/1高値)
上値5:144.476(週足・一目均衡表転換線)
上値4:144.398(100週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値3:144.148(10/1高値後の76.4%戻し)
上値2:144.065(日足・一目均衡表転換線、+1σ、大台)
上値1:143.922(10/1高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:143.543
下値1:143.389(日足・一目均衡表基準線、9/30~10/1の38.2%押し)
下値2:143.196(週足・一目均衡表先行スパン下限)
下値3:143.077(9/30~10/1の50%押し)
下値4:142.967(10/1安値、大台)
下値5:142.881(20日移動平均線、ピボット1stサポート)
142.737(9/30~10/1の61.8%押し)
142.318(9/30~10/1の76.4%押し)
142.128(ピボット2ndサポート)
142.000(大台)
141.823(-1σ)
141.640(9/30安値)
《10:45》
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