ポンドが買われる、英インフレ指標を受けて ドル円は141円台で売買交錯=ロンドン為替概況

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最新投稿日時:2024/09/18 20:26 - 「ポンドが買われる、英インフレ指標を受けて ドル円は141円台で売買交錯=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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ポンドが買われる、英インフレ指標を受けて ドル円は141円台で売買交錯=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/09/18 20:26
ポンドが買われる、英インフレ指標を受けて ドル円は141円台で売買交錯=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ポンドが買われている。日本時間午後3時に発表された8月英消費者物価指数で前年比が+2.2%で前回から変わらず、コア前年比+3.6%やサービスCPI+5.6%などの伸びが加速したことに反応。明日の英中銀金融政策委員会での利下げ見送り観測が一段と高まっている。ポンドドルは1.31台半ばから1.32台乗せへと上昇。ポンド円は185円台後半から187円台前半へと反発し、東京市場での下げを戻している。対ユーロでもポンド買いが優勢。この後の米FOMCでは4年超ぶりの利下げ発表が完全に織り込まれており、英中銀への思惑との差が目立っている。ECBも直近の会合で利下げを実施しており、差異がみられる。ドル円は東京市場で142円台前半から141円台前半まで下落したあと、ロンドン市場ではいったん142円付近まで反発。しかし、足元では141円台後半から半ばへと再び上値が重くなっている。

 ドル円は141円台後半での取引。東京市場では142.42近辺を高値に141.23近辺まで売られ続けた。しかし、ロンドン時間に入ると一転して買い戻しが入り、一時142円付近まで反発。その後は再び141円台後半から半ばへと上値が重くなっている。米FOMCの発表を控えて利下げ開始が織り込まれるなか、ドル売り圧力の基調が続いている。一方、米10年債利回りは小幅上昇、原油先物は反落。米株先物は小幅高での揉み合いと、イベント前でそれぞれ連関性に欠ける値動きとなっている。

 ユーロドルは1.11台前半での取引。東京朝方の1.1113近辺を安値に、ロンドン時間には一時1.1140近辺まで買われている。ただ、米債利回りは上昇しており、ポンドドルの上昇に連れ高となった面が強いようだ。ユーロドルの値動きは限定的。ユーロ円はドル円と同様の振幅。東京市場で158.32近辺の高値から157.05近辺まで下落したあと、ロンドン市場では158円付近まで反発。その後は157円台後半での揉み合いとなっている。対ポンドではユーロは軟調。8月ユーロ圏消費者物価指数・確報値は前年比+2.2%と速報値から変化はみられなかった。

 ポンドドルは1.32台前半での取引。1.3150台の安値から1.3227近辺まで買われている。日本時間午後3時に発表された8月英消費者物価指数が前年比+2.2%と前回と同水準の伸び。コア前年比が+3.6%と前回の+3.3%から上昇。サービスCPIは+5.6%と前回の+5.2%から一段と上昇した。これを受けて、明日の英中銀金融政策委員会発表では、利下げが見送られるとの観測が高まっている。ポンド円は185.83近辺まで下落したあと、ロンドン時間には187.40付近まで上昇。東京市場での下げを戻した。ユーロポンドは0.8453近辺から0.8420近辺へと下落している。ロンドン市場ではポンド買いの動きが目立っている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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