FFRIは7連騰と異彩放つ、サイバー攻撃深刻化のなか純国産エンドポイントセキュリティーソフトで脚光
FFRIセキュリティ<3692.T>が異色の上値追いを続けている。継続的な投資資金の攻勢が観測されるなか株価はきょうで7連騰、全体相場が波乱安に見舞われた9月4日も逆行高しマーケットの視線を集めた経緯がある。サイバー攻撃の被害は年々拡大の一途をたどっているが、「(サイバー犯罪の増加は)市場が急成長している生成AIによる影響も大きい」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もある。生成AIがランサムウェア(身代金要求ウイルス)の大量作成を容易にしていることで、攻撃を仕掛ける側のコストが低下し、レベルも進化している。今年6月にランサムウェアの被害を受けたKADOKAWA<9468.T>では、25万人以上の個人情報漏洩が確認されるなどの被害に発展するケースもあり、企業側の対応が喫緊の課題となっている。また、政府も国家安全保障の観点から、サイバーセキュリティー強化を国策として進める動きを明示している。そうしたなか、FFRIはサイバーセキュリティー専業の研究開発型企業で、自社開発の純国産エンドポイントセキュリティーソフト「ヤライ」で高い実績を有しており注目度が高い。業績も売上高・利益ともに好調で、24年3月期は営業利益段階で前の期比2.5倍化し過去最高利益を大幅更新している。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS
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