２８日の米株式市場の概況、ＮＹダウ４日ぶり反落 エヌビディアは時間外で下落

　２８日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比１５９．０８ドル安の４万１０９１．４２ドルと４日ぶり反落した。前日まで過去最高値の更新を続けていたとあって、主力株に利益確定売りが出た。引け後発表のエヌビディア＜NVDA＞の決算を見極めたいとの姿勢も強まった。エヌビディアの２０２４年５～７月期の決算は売上高と純利益は市場予想を上回ったが、株価は時間外取引で下落している。

　ナイキ＜NKE＞とボーイング＜BA＞、ウォルト・ディズニー＜DIS＞が軟調推移。ＰＶＨ＜PVH＞とフット・ロッカー＜FL＞が水準を切り下げ、アバクロンビー＆フィッチ＜ANF＞とバス＆ボディワークス＜BBWI＞が大幅安となった。半面、アメリカン・エキスプレス＜AXP＞やジョンソン・エンド・ジョンソン＜JNJ＞、メルク＜MRK＞がしっかり。ノードストロム＜JWN＞が買われ、ボックス＜BOX＞とチューイー＜CHWY＞が急伸した。

　ナスダック総合株価指数は１９８．７９３ポイント安の１万７５５６．０２７と反落した。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞とアマゾン・ドット・コム＜AMZN＞、アルファベット＜GOOG＞が下落し、テスラ＜TSLA＞が冴えない展開。スーパー・マイクロ・コンピューター＜SMCI＞が大幅安となった。一方、ギリアド・サイエンシズ＜GILD＞が堅調。アンバレラ＜AMBA＞が高い。

出所：MINKABU PRESS