午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利は0.875%に低下
26日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発した。ジャクソンホール会議での米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演がハト派的と受け止められ、前週末23日の米国市場で長期債価格が上昇(金利は低下)した流れを引き継いだ。ただ買い一巡後は高値警戒感が広がり、持ち高調整目的の売りが出て伸び悩んだ。
パウエル議長は講演で金融政策について「調整すべき時が来た」と発言した。雇用情勢を巡る懸念も表明したことで、FRBによる積極的な利下げシナリオが意識され、米国債に資金を振る向ける姿勢が広がった。日本では日銀の国債買い入れオペや財務省による利付国債入札の予定がないなかで、外部要因を受けた買いが一巡した後は模様眺めの姿勢が強まった。日銀に関しては追加利上げの可能性がくすぶった状態にあり、先物の上値を圧迫する要因となった。
先物9月限は前営業日比17銭高の144円81銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.025ポイント低い0.875%で推移。一時0.880%に戻す場面があった。
出所:MINKABU PRESS
パウエル議長は講演で金融政策について「調整すべき時が来た」と発言した。雇用情勢を巡る懸念も表明したことで、FRBによる積極的な利下げシナリオが意識され、米国債に資金を振る向ける姿勢が広がった。日本では日銀の国債買い入れオペや財務省による利付国債入札の予定がないなかで、外部要因を受けた買いが一巡した後は模様眺めの姿勢が強まった。日銀に関しては追加利上げの可能性がくすぶった状態にあり、先物の上値を圧迫する要因となった。
先物9月限は前営業日比17銭高の144円81銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.025ポイント低い0.875%で推移。一時0.880%に戻す場面があった。
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